名古屋で「第1回わさびフォーラム」-わさびの本質を広くPR

「第1回わさびフォーラム」で対談する田崎真也さん(左)と服部幸應さん(右)

「第1回わさびフォーラム」で対談する田崎真也さん(左)と服部幸應さん(右)

  • 0

  •  

 名古屋マリオットアソシアホテル(名古屋市中村区名駅1)で12月10日・11日、「第1回わさびフォーラム」が開催されている。主催は、わさびヘルスサイエンス研究会(中川区八幡本通2、金印 名古屋研究所内)。後援は金印。

[広告]

 同企画は、金印が中心となり大学教授らとともにわさびの機能性に関する学術研究を行う「わさびヘルスサイエンス研究会」が、「一般の人にわさびの本質を広くPRし、もっとわさびに興味を持ってほしい」(金印担当者)と初めて開催されるもの。初日の10日に行われたフォーラムには、大学関係者、招待客、一般参加者約270人が参加し、ソムリエの田崎真也さんや服部栄養専門学校の服部幸應校長らの講演や対談なども開催された。

 田崎さんは「わさびとワイン」と題し、わさびとワインの相性についての考察などを講演。「わさびは日本特有のハーブのようなもの。寿司の人気で海外でもわさびは『WASABI』として広く知られるようになったが、海外の一流料理人はみな日本料理に興味を持っていて、ハーブのかわりにわさびを使用した調理方法を試している」と話し、「魚料理とわさびにはソーヴィニヨン系のブドウを使用したワイン、肉料理とわさびならカベルネ・ブランを使用したワインとの相性が良いと思う」と話した。

 服部さんは「日本の伝統的な食材である『こんぶ・かつおぶし・柚子・わさび』は世界の三ツ星レストランのシェフたちにも注目されている」と話し、「日本人の95%は、テレビを見ながら食事をしている。世界の中で唯一全国民が豊かな食生活をしている国なのに、親が食事中の会話や作法を教育していないせいで、成長に最も大切な幼児期の食育が実践されていない」と『食育』の大切さを訴えた。

 会場には、金印が開発した「わさびフラボン」を成分に使用した化粧品「サンスルフィー」や、「わさび&コラーゲン」「わさび&オリーブ」サプリメントなど、わさびの効能を利用した商品の展示も。2日目の11日は、「ワサビ抽出物の抗アレルギー作用」や「ワサビの花粉症症状緩和作用に関する研究」など、大学教授らによる研究結果についての講演も開催予定。参加費は、2日間とも無料。

 同フォ?ラムの企画担当者は「わさびの幅広い効能について、一般の人への理解を深めたい。今後、定期的な開催を目標に、全国でも開催できるように検討していきたい」と話している。

わさびヘルスサイエンス研究会金印

  • はてなブックマークに追加

名駅経済新聞VOTE

名古屋城と言えば?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース