プレスリリース

【授業レポート】愛知・大同大学大同高等学校へのキャリア教育サポート

リリース発行企業:株式会社ジンジブ

情報提供:

高校生の就職を支援している「ジンジブ」(大阪市)は、大同大学大同高等学校(以下、「大同高校」)の1年生約40名に向けて、9月から3か月間の特別授業を実施いたしました。大同高校では、毎年約100名が就職活動を行い、今年度よりキャリア教育を強化する方針を決定しました。
今回の授業では、愛知県の地元企業を中心に取材や職業体験を通して企業の魅力探究を行ってまいりました。この活動の成果として高校生が企業に向けて「企業の魅力プレゼンテーション」および「企業のPR動画」の上映会を開催いたしました。3か月に渡る授業の様子をレポートいたします。




<開催の背景>
愛知労働局の発表によると、愛知県の2025年3月卒の高卒求人倍率は「4.75倍」と統計開始以来最高の数値となりました。愛知県の高校卒業後の民間企業への就職希望者数は全国最多の8,383名で(※1)、9割以上が愛知県内で就職します。(※2)

大同高校では毎年約100名の生徒が就職を選択しており、今年からキャリア教育をさらに強化する方針を決めました。高校生の就職活動では、応募前の職場見学が重要視されていますが、平均の職場見学社数は2社(※3)にとどまっています。
こうした状況を受けて、大同高校は早期から職場見学や仕事体験を行い、生徒が企業と触れ合う機会を増やす必要性を感じ、今年初めてとなる特別授業を導入しました。その一環としてジンジブを授業のパートナーに選定いただき、「企業の魅力プレゼンテーション」および「企業紹介動画」のプログラムを実施しました。

若手人材の採用に積極的な7社の企業にご協力いただき、3か月間の職業体験や取材を通して企業の魅力を発見し、企業紹介動画を作成しました。また、この取り組みは、企業にとっても、高校生視点からの魅力を再認識する機会となり、自社の魅力を発信することで高卒採用力の向上に繋げます。また、2月にプロジェクトを振り返る最終授業の実施を予定しております。

※1 「令和7年3月新規高等学校卒業予定者の職業紹介等状況(令和 6年11月末)」愛知労働局
※2「学校基本調査 就職先別県外就職者数(令和4年3月末)」文部科学省
※3 「【高卒社会人アンケート】就活体験振り返り(24卒)」ジンジブ調べ


<特別授業開催の概要>
開催日程:2024年9月24日(火) ~ 12月16日(月)、2月には最終授業を実施予定
開催高校:大同大学大同高等学校 1年生(希望者約40名)
協力企業:7社
株式会社学研ココファン(介護)・蟹江工業株式会社(製造)・株式会社マーキュリー(販売) ・株式会社鈴木工務店(建設)・株式会社ASAP(サービス)・キムデン株式会社(建設)・セントラル警備保障株式会社(警備)

◆授業の流れ
9月~10月:企画/企業研究(取材・撮影)
生徒はグループに分かれて、企業担当者へ会社の歴史や仕事内容などの取材を行いました。また、実際に企業を訪れ、社内見学や制服を試着しておしごと体験を行うなど、働く人や仕事に触れていただきました。現場ではメモを取ったり動画を撮影するなど、興味津々に取り組んでいました。

▲企業に訪問して工場や施設の見学・動画撮影を行う様子


11月:発表資料・PR動画の作成
企業に訪問して得た情報を基に企業の魅力をパワーポイントにまとめた後、TikTokなどのSNSに用いられる企業紹介用の縦型動画の作成を行いました。

12月:企業の魅力プレゼン
ご協力いただいた企業様も立会いのもと、生徒による企業の魅力プレゼン発表と制作したPR動画の上映が行われました。生徒からは、企業の魅力紹介とあわせて高校生目線で見た採用ページの改善案なども提案されました。発表後には企業様からフィードバックをいただき、最終的には厳正な審査のもとグランプリも決定しました。

▲企業の魅力をプレゼンする様子     ▲生徒が制作した企業紹介動画の上映   ▲企業からフィードバックを受ける様子


<参加した生徒の声>
■総合1位「チーム女子」代表 後藤杏香さん
高校生の視点で企業を分析し、その成果をプレゼンする機会を得られたことで、表現力や伝える力を磨く大切さも実感しました。この経験を、将来の進路選択や社会での活躍に活かしていきたいと思います。

■総合2位「チームぴょん丸調査隊」代表 森崎一稀さん
キャリア教育プロジェクトでは、通常の授業ではできないようなことをたくさん経験することができました。社員の方と動画撮影をしたことは、このプロジェクトを通さずしてできることではなかったと思います。

■総合3位「チーム動いた」代表 今井元翔さん
今回の特別授業を通して、ただ企業の魅力を伝えるだけでなく、担当した企業さんの業種や事業内容、社員さんからの声を実際に聞いて、社員さんはどのようなことを思いながら働いているのかを知る素晴らしい機会になったと思います。
また、就職先を選ぶ際に、どうすれば自分に合った会社を選べるのか選択肢を広げることができました。

<特別授業開催への想い>
■大同大学大同高等学校 進路指導主事 長谷先生
今回のプロジェクトは「企業と一緒に面白いことができないかな?」「せっかくやるなら生徒が企業の広告塔になれないかな?」という“思いつき”から始まりました。このイベントの終着点は「各企業へのプレゼン」と「PR動画作成」です。その過程で様々な経験や体験をし、仲間と悩み、葛藤し解決に向けて努力している姿を目の当たりにし、どの瞬間も生徒の成長の糧になっているんだと実感していました。
“思いつき”から始まった壮大なプロジェクト・・・「生徒に還元される」をモットーにこれからも壮大なプロジェクトを実施していきたいと考えています。

■株式会社ジンジブ キャリア教育開発部 早坂 空
先生方と生徒の皆さんが、3か月間という長い時間をかけて企業研究から資料・動画の作成まで取り組まれたおかげで、とても素晴らしいプロジェクトになったと思います。特に、生徒の皆さんが「どうすれば担当した企業の魅力を伝えられるか」を真剣に考え、自主的に行動する姿に触れ、私自身も大きな感動を覚えました。
このプロジェクトを通じて、改めて高校生が地域の大人と交流することの重要性を実感しました。今後も高校生と企業様をつなぐ架け橋となれるような取り組みを企画していきたいと思います。

<高校生の就職活動について>
2024年3月卒の高卒求人倍率は「3.98倍」と統計を開始した1985年以降、過去最高の水準となりました(※4)。
アフターコロナによる経済活動の回復や、団塊の世代が後期高齢者となる2025年問題が迫る人手不足を背景に、高卒採用の競争はますます激化しています。
一方で、高校生の就職活動では高校からの紹介が多く、求人情報公開から応募まで約2ヶ月という短い期間や、地域により応募開始から一定期間は一人一社ずつの応募など特有の仕組みがあります。

●高卒採用2025年3月卒のスケジュール
6月1日 ハローワークによる求人申込書の受付開始
7月1日 企業による学校への求人申込及び学校訪問開始
9月5日 学校から企業への生徒の応募書類提出開始(沖縄県は8月30日)
9月16日 企業による選考開始及び採用内定開始


応募前の情報不足が要因で、ミスマッチ入社することでの早期離職は、高校生・企業の双方にとっての課題です。
そこでジョブドラフトでは、高校生が自分で求人情報に出会う新しい就活方法となる、求人情報アプリ「ジョブドラフトNavi」を始め、高校生が “働きたい”と思える会社に出会うきっかけをつくるサービスづくりをしています。

※4 令和5年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」取りまとめ(令和6年3月末):厚生労働省

■大同大学大同高等学校について
 大同大学大同高等学校は、1939年に「技術者を養成して社会に貢献したい」という理念のもと設立され、80年以上の歴史を誇る伝統校です。当初は工業学校としてスタートし、現在では普通科も設置され、多様な進路に対応した教育を提供しています。1998年には男女共学を導入し、幅広い生徒に対応する環境を整えています。併設する大同大学との高大連携を活かし、専門性と実践力を磨く教育プログラムが特徴です。2024年度からは大学キャンパス内で学ぶ新たな取り組みを開始し、最先端の施設と多様な学びの機会を提供します。また、「汗と愛」を教育信条に掲げ、勤労精神と人間愛を育むことで、生徒一人ひとりの成長を支援しています。

学校名:大同大学大同高等学校
所在地:〒457-0811 名古屋市南区大同町2丁目21番地
校長:戸倉 隆(とくら たかし)
設立:1939年1月
HP:https://www.daido-h.ed.jp/

■ 株式会社ジンジブ
ジンジブは「高卒」の若者のための社会課題解決企業です。同じく「高卒社長」である佐々木が、「夢は、18才から始まる。」をスローガンに掲げて事業をはじめました。高校生のキャリア教育や、就活の情報提供、就職後の定着やスキルアップやキャリア形成、転職時の情報提供やサポートを行います。

<会社概要>
代表取締役社長:佐々木 満秀(ささき みつひで)
本社所在地:大阪府大阪市中央区南本町2-6-12 サンマリオンタワー14階
拠点:大阪本社・東京・福岡・名古屋・仙台・広島・新潟・岡山・熊本・静岡
設立:2015年3月23日(グループ創業1998年9月1日)
株式情報:東京証券取引所 グロース市場(証券コード:142A)
HP:https://jinjib.co.jp/

●高卒就活採用支援サービス 「ジョブドラフト」
高卒新卒で就職する高校生は、限られた情報や期間の中で、社会経験や自己理解の機会など、やりたいことや向いていることを考える期間が少ない中、就職先を選んでおり、将来に対して漠然とした不安を抱えています。
情報不足、理解不足などで納得できる企業選択ができず就職し、入社後にギャップを感じてしまうことが、入社1年目の「超早期離職」の要因の一つといえます。
将来について考えるきっかけを与えるキャリア教育支援「ジョブドラフトCareer」や、これまでは文字情報のみの求人票でしか収集できなかった求人情報を、高校生に向けた発信をする就職情報アプリ「ジョブドラフトNavi」や、高校生のための合同企業説明会「ジョブドラフトFes」を運営し高校生が自分の意思で未来を形作るためのサービスを展開しております。
また、卒業後の生徒には、高卒第二新卒や既卒者へのリスキリングと就職・転職を支援する「ジョブドラフトSchool」「ジョブドラフトNext」を運営し、社会に出た後にも寄り添っております。

●人材育成サービス
社会人として必要となる基礎スキルやマインド、DXを始めとしたこれからの社会で必要になるスキルの学び直しの講座を開発し、高校生や高卒社会人が人生100年時代の中、キャリアアップを実現するためのサポートを運営しております。
Z世代の採用育成を行う企業向けには、入社後の定着のための研修「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」を行っています。デジタルマーケティング講座「DMU」などのスキルアップ講座も提供し、企業発展を促す若手人財の育成を支援してまいります。

●人事部支援サービス「人事部パック」
これまでの「高卒採用」の支援にとどまらず、「採用戦略策定」「教育」「定着」「評価」「福利厚生」など、中小企業の「人的資本経営」を支える人事にまつわる業務のサポートをする月額サービスです。日本の根幹を支える中小企業にとっての「人事部」としてのパートナーとなり企業の成長をサポートします。

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