鶏料理「とりすき」や豆腐料理を提供する「豆家 別邸 鶏とおとうふ 福福」（名古屋市中村区名駅南1、TEL 052-533-0311）が5月23日、笹島交差点近くにオープンした。

　同店は栄・新栄に「豆家 genge」「豆家 のりのり」などをの飲食店を手がけるgenge（中区栄4）の新店。「お客さまからの名駅にあれば…という声も頂いいたこともあり、いい物件も見つかったことから出店を決めた」と統括店長の渡辺さん。これまで豆腐料理、魚料理をメーンに扱う店を展開していたが、新店は鶏肉料理をメーンとした新業態で「新しくチャレンジした」（渡辺さん）。

　2階建ての店舗面積は約60坪。通りに面した席は窓に小庭を設ける。「お客さまから京都の料亭に来たようだと言われることが多い」という店内には、1階＝6人個室2部屋を設けるほか、トチの木の一枚板を使ったカウンター6席は、調理を目の前で見ることができる。「カウンター席は特にゆったりとした席の配置」にした。2階は6人個室4部屋、4人個室6部屋を用意。個室は全て仕切りをはずし大人数の団体客にも対応する。

　主力メニューの一つは「とりすき」。看板メニューの「みそとりすき」（2,980円）は京都山利商店の桜みそと白みそを配合。そのほか、甘辛いしょうゆ味の「とりすき」、「塩とりすき」（以上、2,840円）、「薬膳とりチゲ」（2,980円）の4種類（価格は1人前、オーダーは2人前から）。「だし巻き卵」（580円）、「もも白焼き」「もも照焼き」（以上980円）などのメニューも。使用する鶏肉は「調理法に合わせ、三河地鶏や名古屋コーチンなど鶏のブランドや、肉の部位を使い分ける」という。

　毎日店内で手作りしているという「くみ上げどうふ」（580円）は温かいものと冷たいものを用意し、選べる薬味と共に提供する。固形燃料を使って客席で仕上げる「その場で造るなめらかどうふ」（680円）も。

　注力しているという「土鍋だきご飯」は、新潟県中魚沼群津南町で米作りを行う農家から取り寄せる有機栽培の魚沼産コシヒカリを使用。メニューは「銀しゃり」（780円）、「麦ご飯」（840円）、「十五穀ご飯」（920円）、「たいめし」「とりまぶし」（以上1,780円）。そのほか、「とりすき会席」（5,000円）や「土鍋ご飯会席」（4,000円）などのコース料理も提供。

　ランチメニューは「ふわとろ親子丼」（900円）、「とりかつ御膳」（950円）などのほか、夜メニューのコース料理をランチ用にした会席ランチ（2,500円～）も。

　営業時間は、昼＝11時30分～15時、夜＝17時～23時。日曜定休。