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円頓寺商店街が江戸時代の尾張名古屋の町並みに-街中で芝居やワークショップ

「浮世のWonderland~喜八と遊女の心中恋物語」の「顔出しパネル」でPRする大ナゴヤ大学メンバー

「浮世のWonderland~喜八と遊女の心中恋物語」の「顔出しパネル」でPRする大ナゴヤ大学メンバー

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 名古屋駅にほど近い円頓寺商店街(名古屋市西区那古野)で11月16日・17日、街中を会場に芝居などを行うイベント「浮世のWonderland~喜八と遊女の心中恋物語~」が開催される。主催は名古屋市で、運営はNPO法人「大ナゴヤ大学」。

商店街に登場する尾張名古屋の町並みイメージ

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 大ナゴヤ大学が今年度手掛けている、名古屋の歴史・文化をテーマにしたプロジェクト「NAMO.(なも)」の一環で行う同イベント。イベントのほか、身近にある歴史・文化をテーマにしたブログ、情報誌「JOURNAL NAMO.」も発行する。「20~40代を中心に、歴史・文化って面白いかも、と思ってもらえるようなユニークな出会いの場をつくりたい」と同NPOで学長を務める加藤幹泰さん。

 円頓寺商店街でのイベントは、「400年前から恋は命がけ」「円頓寺商店街が2日間だけ劇場に」をキャッチフレーズに展開。商店街のアーケードに江戸時代の尾張名古屋の町並みをモチーフした建物を配置し、鮮やかな着物を着た役者が街を行き交う。会場に点在して設置する「奉行所」「遊郭」「茶屋」などを舞台に、名古屋心中をモチーフにしたオリジナルの芝居「天晴名古屋心中」を路上で上演。一話完結型の7シーンで構成し、役者と観客が移動しながら自由に観覧できる。

 芝居に関連した内容で、琴、華道、和太鼓、コマの体験ワークショップも開催(コマ以外は、ホームページから事前申し込みできる。参加費500円)。「ワンコインで気軽に本物の技術に触れられる機会。芝居の中にもワークショップのコンテンツを絡めて全体で世界観をつくっている」と加藤さん。円頓寺エリアで収集した「音」を使った街歩き企画も用意。「井戸端会議の声、喫茶店で楽しくおしゃべりする声、語ってもらった昔話や、若い人の声などを集めた内容」

 「円頓寺エリアは、名古屋城築城に合わせて武家屋敷が数多く立ち並んでいた深い歴史のある街。老舗に混じって最近では新しい飲食店が増えている注目される街。円頓寺にあるグルメを飲み食いしながら、芝居やワークショップ、この世界を楽しんでほしい」「商店街のまわりにもたくさん店がある。散策して夜まで楽しんでもらえれば」

 両日とも11時から、役者や踊りの部隊が「オープニング行列」を行い、スタートを飾る。開催時間は11時~17時。入場無料。詳細はホームページで確認できる。

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