暮らす・働く

円頓寺・那古野周辺の情報発信企画「ヨルヨル」-ガイド本やツアー企画など

「ナゴノスペース yolyol」スタッフの大崎啓子さん

「ナゴノスペース yolyol」スタッフの大崎啓子さん

  • 0

  •  

 名古屋駅近くの円頓寺・那古野かいわいの魅力を発信する「ナゴノスペース yolyol(ヨルヨル)プロジェクト」が始まっている。名古屋市緊急雇用促進事業で行われるもので、運営は、まちづくりコンサルタント「アルカダッシュ」(中川区)。

開かれたスペースで情報案内を行っている

[広告]

 名古屋友禅や菓子製造菓子問屋などの産業や歴史ある円頓寺商店街や四間道などの資源を持つ西区。名古屋城の西側と、名古屋駅の北エリアを「ものづくり文化の道」とし、オフィスビルの1階スペースに情報発信空間「ナゴノスペース」(名古屋市西区名駅2)を設ける。

 同プロジェクトでは、活動拠点として、「ナゴノスペースyolyol(ヨルヨル)」(10時~17時)を開設し、情報案内を行う。また、ものづくり文化の道エリア内の観光ガイドブック、クーポン・フリーペーパー、スマートフォンアプリの制作、街歩き企画を行う。プロジェクト名の「yolyol」の「yol」とはトルコ語で道や方向の意味で、日本語の「寄る」にも掛けているという。

 スタッフの一人大崎啓子さんは生まれも育ちも那古野。得意の英語を生かした、英語版ガイドブックなどを手掛けるほか、ブログでかいわいのイベント情報、地元ネタなどを掲載している。「西区のものづくり文化となるとこれまでにも同じような情報誌があるが、ヨルヨル独自でピックアップした情報発信をする。かわいい、おしゃれなもの、季節に合わせたもの、お土産にしたくなるものなど、街歩きやガイドブックで伝えていきたい」(大崎さん)。観光ガイドブック付きのオリジナル街歩きを企画中で、開始は11月下旬の予定。

 スマートフォンアプリは、カメラをかざすと音声ガイドが流れる機能付き。街歩きの誘導や、新しくオープンした店舗の情報発信ツールとして活用する。また、情報誌「ヨルヨル通信」を8月(創刊号)から発行。かいわいのイベント情報、スペース内の展示企画案内などを掲載し、毎月26日に発行する。

 観光スポットがありつつ、人々の生活が息づく円頓寺かいわい。「外への情報発信も大切だが、この地域に住んでいる、集っている地元の人の意識を上げていければ。住みやすい街と、観光やイベントなどで人々が集う街のバランスを探りたい」。

 今後の情報は同プロジェクトのブログなどで掲載していく。

名駅経済新聞VOTE

名古屋城と言えば?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース