名古屋駅前の飲食街「チカマチラウンジ」(名古屋市中村区名駅4)で5月9日、東海地区の7酒蔵が参加するイベント「ワイングラスで楽しむ日本酒」が始まる。
同飲食街の6店舗が参加し、各店一押しメニューと1酒蔵の日本酒を合わせて楽しめる(東鮓本店は2酒蔵)。メニューは、「名代 銀だら 幽庵(ゆうあん)焼き」(和食 竜むら、756円)に「勲碧(くんぺき)酒造」(江南市)の「勲碧 純米大吟醸 生原酒」(864円)、「“美”トマト」(てっぱん 太河、600円)に、「山盛酒造」(緑区)の「鷹(たか)の夢 本醸造しぼりたて生原酒」(500円)など。そのほかの参加酒蔵は、「東春酒造」(守山区)、「金虎酒造」(北区)、「神の井酒造」(緑区)、「千代菊」(岐阜県羽島市)、「清水清三郎商店」(三重県鈴鹿市)。数ある日本酒の中から自分に合う日本酒を見つける「日本酒性格診断テスト」も用意する。
「少し前までは日本酒を飲むことがなかった」という同施設担当者。勧められて飲んだところ、香りがよく水のように飲みやすく、そのおいしさに気付いたという。「調べてみると世界でブームになっていて、日本でもイベント開催が多い。奥深い世界で、はまればこれほど面白いものはないと実感した」。一方でイベントは玄人向けのものが多く、興味がない人を振り向かせるには弱いと感じ、「手軽に日本酒の魅力に触れられる機会を設けたい」と同イベントを企画した。
日本酒はワイングラスで提供。吟醸酒などの香り高い日本酒のよさを感じ取れるという。「欧米を中心に日本酒をワイングラスで楽しむ文化が広がり、その文化が日本に逆輸入され国内で流行の兆しを見せている」。メーンターゲットは普段、白ワインを飲んでいる女性。
今月16日には、酒蔵が来店するイベントを開催。直接、話を聞くことができるほか当日限定で特別メニューも用意する予定。イベント参加店の飲食利用者が対象。開催時間は17時~19時。
「日本酒のよさに気付いてもらい、特別なお酒ではなく普段から楽しんでもらえれば」。「地元で作られたお酒は、地元の料理やそこに住む人と相性が抜群のはず。地産地消の意味からもぜひ、自分の近くで作られたお酒を好きになってほしい」と期待を込める。
営業時間は各店舗により異なる。今月31日まで。