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名古屋で「やっとかめ文化祭」 和菓子めぐり、しゃちほこチャレンジなど新企画も

「やっとかめ文化祭」のホームページ画面

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 名古屋の伝統芸能や歴史にスポットを当てたイベント「やっとかめ文化祭」が10月30日、開幕する。

多数プログラムを盛り込んだパンフレット

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 同イベントは今年で3回目。狂言をはじめとした名古屋ゆかりの伝統芸能、歴史・文化のプログラムを名古屋市内各所で開催するもの。10月30日にはナディアパーク(名古屋市中区栄3)2階アトリウムでオープニングイベントを行い、出演者らがプログラムを紹介するほか、三点倒立でシャチホコを表現する名古屋のお座敷芸「金のしゃちほこ」や、狂言「梟山伏(ふくろうやまぶし)」が披露され、会場を盛り上げる。

 期間中、商店街や商業施設前など街中を会場に上演する狂言や、市内の料亭を会場に伝統芸能と料理を楽しめる初開催の「お座敷ライブ」、名古屋能楽堂では青色LEDの明かりの中で能を披露する「青のゆらぎ~LEDキャンドル能~」などを行う。

 「まちなか寺子屋」では、名古屋の和菓子文化、名古屋帯、日本髪、古墳、喫茶文化など幅広いテーマの32プログラムを用意する。今年は市民が企画内容を考え担当する「寺子屋コーディネーター」を初導入し、妖怪を演じる子ども向けの狂言体験や、名古屋で唯一残る漁港で漁師から聞く当時の漁の話しなどがある。参加費はプログラムにより異なり、名古屋市文化振興事業団チケットガイド(TEL 052-249-9387)などで予約を受け付ける。ガイドが案内する「歴史まち歩き」は街道や水路、建造物、遊郭などをフックに40コースを用意する。参加費は各500円。ホームページで予約を受け付ける。

 一般参加者がお座敷芸「金のしゃちほこ」を稽古・習得し名古屋城の二ノ丸広場で披露する新企画「しゃちほこチャレンジプロジェクト」は目玉企画の一つ。現在、事前に募集した約50人の参加者が本番に向け練習に励んでおり、披露は11月14日11時30分を予定する。

 初開催プログラム「和菓子でめぐる尾張名所図会(ずえ)」は、江戸時代から続く老舗や名店など和菓子店19店が参加。担当するそれぞれの尾張名所図会に描かれた風景を和菓子として表現し、上生菓子、干菓子、最中などを販売する。尾張名所図会は江戸時代末期から明治時代にかけて刊行された名所を絵に描いた「江戸時代の観光ガイドブック」だという。購入者には尾張名所図会のポストカードを進呈する。

 英語サイトも新設し、外国人向けにチケットを販売できる環境も整えた。「オリンピックも控え、名古屋の文化、歴史を外国の方にも体験してほしい」と担当者。

 開催は11月23日まで。

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