円頓寺本町商店街内にある多目的空間「藁の棲(わらのすみか)」(名古屋市西区那古野2)で7月25日~29日、名古屋工業大学の学生らによる日替わりの期間限定店舗を展開している。
同企画は、7月25日から円頓寺商店街、円頓寺本町商店街で開催している「円頓寺七夕祭り」の一環。同商店街内に位置する「藁の棲」は、名古屋工業大学、建築・デザイン工学科の藤岡伸子教授が中心となり、2004年に「学生提案型まちづくり支援事業」のモデル事業として愛知県の助成を受けて作られた多目的自由空間。同空間は、わらをブロック状に積み重ねて壁をつくり、壁の表面に粘土などを塗り、耐火被覆を施した上に漆喰(しっくい)などの材料を塗って耐水性を持たせた「ストローベイルハウス」という建築手法で作られている。
同空間では、「エコ」をテーマに同大学の学生らによるイベントや期間限定店舗などを定期的に開催している。7月25日には、同大学建築・デザイン学科の村上侑さんや「藁の棲運営協議会」のメンバーの女性3人が製作したオリジナル雑貨を展示・販売する「ココロマーケット」を開催した。7月26日~同28日は、創業100年以上の和そうろく店「大久保商店」(中村区名駅南1)の和ろうそくの展示・販売と、昔懐かしい駄菓子の詰め合わせや駄玩具を販売する「たまゆらや」を、同29日は、名城大学の阿竹教授が開発した「アタケボネ」という竹でできた構造物を展示する「竹サミット」を開催予定。
主な価格は、「ココロマーケット」のキャミソール(2,000 円)、Tシャツ(2,000円)、和ろうそく2匁「イカリ型」赤・白(各150円)、10匁「棒」(350円)、駄菓子詰め合わせ(100円)ほか。
営業時間は11時~20時(企画により異なる)。