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回復アイテムをイメージした「ピクセルボトル」 名古屋の景品卸が商品化

「ピクセルボトル 光る回復の小瓶」を手にする開発者の堀商店ウェブ事業部の成瀬昭則さん(左)と企画室の堀新太郎さん(右)

「ピクセルボトル 光る回復の小瓶」を手にする開発者の堀商店ウェブ事業部の成瀬昭則さん(左)と企画室の堀新太郎さん(右)

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 レトロゲームの「回復アイテム」をイメージした光るボトル「ピクセルボトル 光る回復の小瓶」を8月1日、景品や縁日・イベント用品卸「堀商店」(名古屋市西区新道2)が発売した。

レトロゲームの「回復アイテム」をイメージした「ピクセルボトル 光る回復の小瓶」

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 ピクセルで表現したようなデザインの同商品。ボトル底のボタンを押すと、高速・中速・低速に切り替えられる赤・青・緑の3色が交互に光る。容器サイズは、高さ=約13.5センチ、横幅=約12センチ、奥行き=約6センチ。内容量は480ミリリットル。専用ストローと革のストラップをイメージした茶色のネックストラップが付く。

 商品開発を担当した同社ウェブ事業部の成瀬昭則さんによると、電球型容器入りのソーダが数年前に流行し、容器を仕入れて販売していた同社でも流行時には35万本を売り上げたという。「光る容器は市民権を得て、イチゴやパイナップルなどさまざまな形に展開。売れる見込みはあったので、何か面白いものをと考えたのがゲームの回復アイテムのデザイン。ゲームに出てくるような宝箱をモチーフにした当社オリジナル商品があり、ゲームの中のものが現実の世界にあると面白いと思った」と話す。

 昨年8月上旬に企画をスタート。当時はコロナ禍で祭りの開催は例年の4~5割だったが、光る容器の売り上げは通常の7割程度で「売れていて人気がうかがえた」(成瀬さん)という。

 成瀬さんは、「言い出した人が担当する」という社内ルールでデザイン画もエクセルを使い自身で起こした。「より面白い商品を作れたら喜ばれる。子どもにもファミコン世代にも楽しんでもらえる」と期待に胸を膨らませ、メーカーに試作を依頼し作り始めるが、「認識や知識不足で何度も問題にぶつかり、理想の表現ができない、想定以上に時間がかかるなど、ものづくりの難しさを痛感。悔しくて、言葉にならなくて、当社社長の前で2回、メーカーの社長の前で1回、泣いた」と振り返る。「涙が詰まったアイテム。街中でピクセルボトルを持っている人を見かけたら、泣く4回目になるかも。手にした人は冒険に行ってほしい(笑)。それぞれ楽しみを見つけてもらえれば」とも。

 現在は入荷待ちで、8月末の入荷分から数量限定で直販価格10個入り3,575円で販売する。

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