国際センター近くにイタリアンカフェバール-時間帯によりスタイル変え営業

「バール・ソリーソ」1階のテーブル席

「バール・ソリーソ」1階のテーブル席

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 イタリアンカフェバール「バール・ソリーソ」(名古屋市中村区名駅5、TEL 052-589-0330)が8月2日、国際センター近くにオープンした。

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 飲食店を経営するために昨年12月に会社「one’s」を立ち上げた社長の乾さん。物心がつく前に亡くした寿司店を営んでいた父親の影響で、小さいころから飲食の仕事に就くことを夢に抱き、15歳から資金をため始めていたという。「経営者か料理人として現場に立つか、どちらの道にするか迷った」結果、多店舗展開も考え経営者の道を選んだ。

 数ある業態の中で味の濃い料理とワイン、ビールの組み合わせに可能性を感じたという「スペイン・バル」に業態を決め出店準備を進めたが、近くに同業態の店がすでにあることが分かり、「イタリアンカフェバール」に変更。「むしろ良かった」と振り返り、「イタリアンカフェバールだと、カフェタイム、ランチタイム、ディナータイム、バータイムと時間帯によってスタイルを変え、ずっと店を開けていることができる」と乾さん。

 店舗面積は54坪。フロア構成は、1階=テーブル席27席と、設置した天窓から光が射すVIPソファ席(4席・6席)、2階=テーブル席32席とVIPソファ席(4席を2箇所)。サラリーマンやOLなどのほか、2階は結婚式のパーティーや二次会などのウエディング需要を狙い、壁に結婚指輪を付けた新郎新婦の手をモチーフにした絵を描く演出も施した。

 70軒以上回ったという物件探しは、「絶対名駅が良い。栄エリアは家賃も高く飲食店が多すぎる」という飲食店オーナーの知人の意見を受け止め、名駅エリアに絞ったという。出店場所も名駅の飲食店が立ち並ぶエリアから少し離れた場所。「(飲食店同士で)戦いたくはなかった。いずれは固定客だけを大切にする店にしていきたい」。

 もともとの知人や紹介で知り合ったスタッフが中心。料理長の高木さんは六本木の「ジョエル・ロブション」で2年、松坂屋名古屋店の同レストランで1年勤めていた腕の持ち主で、「料理部門はレベルが高い」(同)と自信をみせる。

 メニューは「季節野菜のバーニャカウダー」(710円)、「すごくウマい」とおすすめのハンガリーの国宝豚マンガリッツァを使った「豚ロース アリスタスタイル」(1,134円)、焼き方にこだわりを持つピッツァ「ザ・マルゲリータ」(840円)など。ドリンクは「研究して作り上げた」という「サングリア」(グラス=504円、デキャンタ=1,680円)、各種ワインなどを取りそろえる。用意しているワインリストには利用客がコメントを書き込めるスペースを設け、「お客さまの意見を反映しメニューづくりをしていく」という。

 「笑顔のある店になれれば」と、イタリア語で「笑顔」を意味する「ソリーソ」を店名に冠した。「朝1杯のコーヒーや、お酒を1杯、ゆっくり座って長く店を楽しんでもらうなど、どんなスタイルでも気軽に立ち寄れる店を目指す。情報交換の場になれば」とも。

 営業時間は17時~23時30分(金曜・土曜は翌0時30分まで)。9月からは11時30分~に営業開始時間を早め、ランチの提供も始める予定。

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