
ノリタケの森(名古屋市西区則武新町3)内のウエルカムセンターに現在、特大のボーンチャイナ製「ひな人形」が展示されている。
「陶びな」と呼ばれる陶磁器のひな人形は日本各地で生産されている。今回、ノリタケカンパニーリミテドが、明治時代から洋食器の生産を行う「ノリタケ」の伝統的な技術と技能を生かした「陶びな」を約1年かけて制作。制作のきっかけについて、「季節的なシンボルとして、来場者に春を楽しんでいただけるものを考えた」と同施設担当者。
「大きさの限界を追求した。座りびなでは世界最大級」という同作品。男びな=高さ67センチ、幅61センチ、奥行き50センチ。女びな=高さ55センチ、幅55センチ、奥行き44センチ。1体あたり約16キロで非売品。
「ボーンチャイナの特徴として、発色が良く、なめらかな表面で、艶がよく出ている。画付けは、むらがないようにスポンジでたたきながら丁寧に施した。金を使った転写もノリタケが得意とする技法の一つ。顔の表情は筆で描いている。江戸時代の『古今びな』を再現した」(同担当者)。男びなの烏帽子(えぼし)や木目のある笏(しゃく)、女びなの扇子なども陶磁器でできている。
「畳やびょうぶも全て特注で、世界に一つだけのひな人形。4月7日まで展示をしているので、ぜひお越しいただければ」と来館を呼び掛ける。
開催時間は10時~18時。入館無料。