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名駅に「世界の太ちゃん」-「世界の山ちゃん」実験店として新業態

「世界の太(だい)ちゃん」店長の太田正和さん

「世界の太(だい)ちゃん」店長の太田正和さん

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 「幻の手羽先」で知られる居酒屋「世界の山ちゃん」を運営するエスワイフード(名古屋市中区新栄1)が駅西に新業態「世界の太(だい)ちゃん」(中村区太閤1、TEL 052-459-5552)を出店して2カ月が過ぎた。オープン日は7月8日。

「世界の太ちゃん」からのメッセージを記した店舗外観

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 店名の由来は、店長の太田正和さんの名字と住所「中村区太閤」から取った「太」。太田店長は「2~3年前から新業態を漠然と考えていた。この物件が空いたとき、社内で何か新しいことをやろうということで自ら手を挙げた」と振り返る。店名については、「『洋食 山ちゃん』など構想もいろいろあったが、最終的に『宇宙の山ちゃん』と『世界の太ちゃん』の2案から『太ちゃん』に決まった」という。

 コンセプトについて、「当初はバルに近い雰囲気の創作料理店をイメージしたが、この2カ月の間、来店客のニーズに合わせていくうちに居酒屋色に近くなった」といい、オープン当初は2種類しかなかった焼酎も、利用客の要望に応えて種類を増やしているという。「女性や近隣サラリーマンの方々に気軽に来店いただけたら」とも。

 主なメニューは、石川県の加賀みそと名古屋の赤みそを融合した「とりみそ鍋」(1人前、580円)をはじめ、缶詰アレンジメニューの「さんま蒲(かば)焼きチヂミ」(470円)や「太ちゃんスペアリブ」(480円)など既存店にはないものが売り。定番の「手羽先」(5本、420円)や、山ちゃんにはない「手羽元空揚げ」(2本、280円)も取りそろえる。素材面でも、山ちゃんが「もも肉」を使っているのに対し、太ちゃんでは「バラ肉」を使うなどして違いを出している。ドリンクは生ビール(450円~)、焼酎(380円~)、カクテル(420円~)など。客単価は約2,500円程度。

 今や名古屋を中心に全国75店舗を展開する同店で、「既存の山ちゃんではできないこと、実験的に新しい料理やサービスを提供していきたい」と太田さん。店内では1日1回、ギターの生演奏を行うなど、サービス面でもチャレンジしている。

 店舗面積は1階~3階で約70坪。席数は140席で、16人収容の個室3室を備える。個室は仕切りを外すことで最大40人を収容可能。

 営業時間は17時~翌0時15分(日曜・祝日は23時15分まで)。年末年始は休み。

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