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伏見地下街でワイン100種、試飲イベント-名駅のワインショップ社長が企画

「ワイン魂 マルシェ」を企画した「ワインショップ・スタンドフォー」社長の篠原達さん

「ワイン魂 マルシェ」を企画した「ワインショップ・スタンドフォー」社長の篠原達さん

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 名古屋市営地下鉄東山線伏見駅・地下街(名古屋市中区錦2)で3月7日からの第1土曜日、100種類のワインが試飲できる「ワイン魂 マルシェ」が開催される。主催は名駅にある「ワインショップ・スタンドフォー」(中村区名駅2、052-588-5881)。

当日はスタッフおそろいのTシャツで出迎える

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 会場となる同地下街は、1957(昭和32)年に創設。東改札口から伸びる250メートルの通りには喫茶店や衣料品店、靴修理店などが並ぶ一方、シャッターを下ろしたままの店舗もある。

 社長の篠原達さんによると、同店が手掛けるワインスクールの受講者で伏見駅近くの長者町エリアに店を構えるほか、イベント「長者町レトロストリート骨董街」などで街の活性化に携わっている人から、「地下街でワインを使って何かできないか」と相談を持ちかけられたことがイベントのきっかけという。

 それまで「地下街の存在を知らなかった」という篠原さん。2年前にホテルを会場に開催したワインの試飲イベントを、伏見地下街に落とし込んでみようと企画。同地下街協同組合によると、外部が主催する地下街イベント開催は前例がなかったが、同組合との協力を得ながら進めた。

 イベントでは輸入元やワイナリー10社が3,500円までの10種類を用意。合計で100種類のワインをテイスティングできる。ワインの試飲には、前売りチケット(3,500円)が必要。料金には、ワインテイスティング、注文したワインの送料、代引き手数料、試飲で使用する割れないグラスが含まれる。チケットは同店ほか、協力店でも販売している。当日券の販売はなし。チケット購入時に配送伝票を記入し、当日気に入ったワインをその場でスムーズ注文できる。配送は翌週末予定。ワインの受注は1000本を目標に掲げる。

 「ワインだけではさみしい」と考え、ほかの受講者や取引のある飲食店など声をかけた所、23人がプロジェクトに賛同。ワインに合う料理や、野菜、生花などを販売するブースも並ぶ。スペイン料理「ラ・フエンテ」、ビストロ「グルートン」、おでんを提供する「カモシヤ」、焼き鳥店「よぞら」など飲食15店舗、野菜を販売する「アグリメイト」、バルーン教室「フラフィバルーン」、オーダーシャツを扱う「エテルニータ」など物販8店舗。それぞれ有料で、ブースの利用はチケットがなくても利用できる。

 このほか、「子どもが生まれてからワインスクールや飲みに出掛けられなくなった」という声を踏まえ、子ども連れを歓迎し、子ども向けのプレゼント企画も用意する。

 「コーヒー一杯でも、既存のお店の利用が増えればうれしい。地域ににぎわいができたり、ブース出店してくれた店舗にまたお客さんが足を運ぶなど広がれば。また、名古屋のワインの消費量をもっと上げていきたい」と意気込む。

 開催時間は12時~17時。400人限定。今後の開催予定は、4月4日、5月2日、6月6日(出店者やワインは変更)で、7月~9月は開催しない。

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