食べる

円頓寺本町商店街に立ち飲み店「お酒の神様」-地元と東北の地酒に注力

店前に立ち飲みスペースを設けた店舗

店前に立ち飲みスペースを設けた店舗

  • 0

  •  

 円頓寺本町商店街に2月4日、立ち飲み店「立ち呑み お酒の神様」(名古屋市西区那古野2、TEL 052-551-3431)がオープンした。

酒ケースで作った立ち飲みスペース

[広告]

 2003年にオープンした蜂蜜専門店「ハニースタイルカフェ トーシン」を改装した同店。夜も営業することをきっかけに、店主の野口さんがもともと好きだったという立ち飲みスタイルの店にした。店舗面積は約8坪で、店内に約20人、店前の立ち飲みスペースを含むと約30人収容できる。ランチタイム(11時30分~13時30分)は、これまで通り「トーシン」として営業。椅子を置き、「はちみつ野菜カレー」を提供する。

 店名の「お酒の神様」は「お客さんのこと」と野口さん。立ち飲み文化が根付いている大阪の立ち飲み店では、「にぎやかにしているけどマナーをちゃんと守り、飲み終わった後はお客さん自身が使ったテーブルを布巾で拭いてきれいにするなど、とても紳士な行動を目にしていた」ことから、「そんな神様のようなお客さん」という発想から名付けた。

 日本酒は、地元と東北に力を入れつつ全国各地のものを扱い、一升瓶が空いたら次の日本酒を開栓するシステム。基本的に4種類を用意する。開栓予定の日本酒を味の説明を添えブログで紹介している。1杯100ccで、価格は350円、400円、450円(銘柄により異なる)。そのほか蜂蜜を使ったオリジナルドリンクも豊富で、「ハニービール」(500円)、「生搾りハニーレモンチューハイ」「ハニーワイン」(以上450円)、「ハニーワインソーダ割り」「ハニーサングリア」(以上500円)など。

 和食を中心にした料理は、「おでん」(100円~)、「串カツ」(1本100円)、「鶏だんご豆腐」「ぶり大根」(以上300円)、「ポテトサラダ」「筑前(ちくぜん)煮」(以上250円)など。「ワインによく合う」という「ハニーチーズケーキ」(350円)などのスイーツも提供。揚げ物、煮込み料理などテークアウトも可能。

 立ち飲みの魅力について、野口さんは「地域交流ができる場所。個人的には、お酒を飲みながら一人で振り返る時間が多いけどね(笑)。何となく陣地があって居心地がよく落ち着く」。「暖かくなってきたら窓を開放して外でも楽しんでもらえる。犬の散歩の途中に立ち寄ってくれたお客さんがいた。昔ながらの商店街の雰囲気を大切にしたい」とも。

 営業時間は、月曜~金曜=16時~23時、土曜・祝日=12時~20時。日曜定休。

名駅経済新聞VOTE

名古屋城と言えば?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース