名古屋駅構内にある飲食街「名古屋うまいもん通り」が12月11日、拡大オープンした。
新たに設けたのは、新幹線南改札口、太閤通南口改札、あおなみ線改札の近く。既存の13店舗に加え17店舗が新たに登場した。
メーンターゲットには、出張・旅行客や買い物客、新幹線利用者、駅周辺のワーカーを据える。大きな荷物を手にした利用客を想定し間口を広く取るほか、荷物置場として使える空間を設ける店も多く見られる。電車の待ち時間での利用も想定し、一人でも使いやすい席の配置を工夫。さらに、今後増えると予想される外国人旅行客への対応の一環として無料Wi-Fiを備えるほか、誰でも座って休憩ができるスペースも2カ所設置。
名古屋メシの一つ「台湾ラーメン」などを提供する「味仙(みせん)」が出店。賄いで裏メニューだった料理で「台湾ラーメン」に添えているピリ辛に炒めたひき肉に卵黄を合わせた「味仙台湾丼」(850円)と、豚肉とネギ、水菜を添えた「豚しゃぶネギソース」(1,200円)を同店限定メニューとして提供。新メニュー「台湾チャーハン」「辣肉醤メン」(以上900円)や定番の「台湾ラーメン」(700円)も用意する(価格は税別)。
新幹線通り(10月31日に改装)で銀座ライオンを出店していた「サッポロライオン」が移転を機に、「エビスバー」を東海エリア初出店。全国の「エビスバー」で2番目の広さとなり99席を用意。同店限定メニューは「みそとんオムライス」(1,158円)、「名古屋コーチンのスモーク5種盛り合わせ」(980円)。ドリンクはサーバーで注ぐエビスビール各種のほか、ビールとジュースなどを合わせたビアカクテルも用意。
あんかけスパゲティー専門店「スパゲッティハウス チャオ」が名古屋駅初出店。野菜とウインナーを合わせた人気メニュー「ミラカン」(レギュラー、769円)、鉄板に溶き卵を敷いた定番スパゲティー「ナポリタン」(レギュラー、815円)など。今後、野菜を多く使ったメニューを検討中。ひつまぶし専門店「まるや本店」は1日10食限定で「塩だれひつまぶし」(3,240円、税込)を同施設限定で提供。同店をはじめ、土産用の商品を積極的に店頭に並べる店も目立つ。
ベーカリーショップ「リトルマーメイド」では同店限定で「小倉あんクリームのパン」(172円)、「味噌かつサンド」(453円)を用意。価格は税込。パティシエ・辻口博啓さんが手掛けるチーズタルトの新ブランド「キュイット」もオープンした。
営業時間は店舗により異なる。