名古屋の学生団体、モリコロパークで 1500人規模の音楽フェス実現へ

「UMF愛知」の実行メンバー、中央がリーダーの前浪龍騎さん。

「UMF愛知」の実行メンバー、中央がリーダーの前浪龍騎さん。

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 名古屋の学生団体が現在、6月5日にモリコロパーク(長久手市)で開催する大学生主催の音楽フェス「University Music Festa.(略称=UMF)愛知」の開催準備を進めている。

今年の大阪公演の様子

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 UMFは2013年に大阪で始まり、観客動員数は1070人を記録。今年は愛知でも開催することになり、音楽好きの学生約50人が集まり準備作業に取り組んでいる。後援は長久手市教育員会と武豊町教育員会。「学生がつくっているのが一番の魅力」と同イベント代表の前浪龍騎さん。東京でのインターンの経験からUMF創設者の高村治輝さんと出会い、同イベントの主催を志した。

 ミュージシャンへの出演依頼はもちろん、協賛の営業まで全て大学生が行い、イベントをゼロから形にしている。現在、「nobodyknows+」「アルケミスト」などのプロミュージシャンの出演も決定した。

 「UMF愛知」にはサブタイトル「あなたのきっかけを創るフェス」を付け、「やれば何だってできるという可能性を、中学生から大学生、さらには次世代の子どもたちに伝えたい」とメンバーの思いを込めた。「当日は、ミュージシャンと一緒に演奏したり、ダンサーと一緒に踊ったりと、音楽に触れるきっかけを子どもたち中心に与えていきたい」と龍騎さん。「年齢を問わず楽しめるフェスをつくりたい」という思いで、ダンスやダブルダッチという若者向けの音楽から、よさこいや吹奏楽といったどんな世代も参加できる工夫を施している」とも。

 当日の動員目標は過去のUMF観客動員数の約1.5倍の1500人。小中学校といった教育機関での講演や、愛知県内の各大学でのビラ配りなどで現在も集客に力を入れている。

 約50人のメンバーをまとめるのは初めてで苦戦を強いられる日々だが、「やれば何でもできる。僕も今回のような大きなイベントを主催するのは初めてだが何とかなっている」。「チャレンジは連鎖する。だから、チーム全体で営業もビラ配りも泥臭くやっている。僕らの背中を見て、他の誰かが何かにチャレンジしてもらえたら最高。不安の方が大きいが、絶対成功させる」と意気込みを見せる。

 開催時間は12時~18時。チケット料金は、大学生・一般=2,000円、高校生=1,500円、中学生以下無料。

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