食べる

那古野に創作和食店 居酒屋と割烹料理店の間を狙う店作り、花酵母の酒も

オープンキッチンで、オーナーの森洋平さん(左)と店長の太田銀次さん

オープンキッチンで、オーナーの森洋平さん(左)と店長の太田銀次さん

  •  

 国際センター駅近くに5月9日、創作和食店「THE GOHAN classic pavilion(ザ ゴハン クラシック パビリオン)」(名古屋市西区那古野1、TEL 052-887-8418)がオープンした。

五感で楽しめるようにとオープンキッチンを備えた店内

 同店オーナーで調理も担当する森洋平さんによると、和食をベースに居酒屋と割烹料理店の間の位置付けを狙った店で、「今まで食べたことのないような組み合わせや見せ方を提案する」という。

[広告]

 大学卒業後に広告業界に就き、その後洋食店で働き、今回独立し自身の店を持った森さん。「もともと好きだった料理で見せ方や提供する空間などで自分を表現したいと思っていた。出した料理でお客さまの反応が見られるのも楽しみ」と話す。デザインやファッションはさまざまな組み合わせが認められているように、「和食の当たり前」を取り除き、食材の組み合わせのほか、盛り付けや配色なども自由に考えるという。

 店内には個室2つを持ち、50席を設ける。「一時期、ドライフラワーの店を出そうと思っていた」という森さんがディスプレーを考え、植物やお手製のドライフラワーを使い装飾。どの席からも見えるようにと備えたオープンキッチンで調理の音や香り、スタッフの動きなど、五感で楽しめるようにしたという。

 「名古屋屈指の魚の目利き」が厳選したという魚を「目利きの刺し盛り」(1,500円)は、「つまに大葉を添えて…という盛り付けではない」こだわりの盛り付け。「出汁(だし)巻きクロワッサン」はだし巻き卵と生ハムをクロワッサンでサンドし、マンゴーパウダーを振りかけた料理で「かぶりついて食べていただきたい」と森さん。低温調理することで肉質がやわらかくなるという「54℃のステーキ」(2,520円)は「瞬間薫製(くんせい)」もできる。ポテトサラダになめたけを掛け煮卵をのせた「ポテトサラダ チャイルド」(400円)、「ポテトサラダ アダルト」(650円)はブランデーで香り付けしたフォアグラのテリーヌのすり下ろしを組み合わせたもの。

 特化しているという日本酒は、花から分離した酵母「花酵母」で仕込んだ西飯田酒造(長野県)の「積善(せきぜん)」で、ひまわり、りんご、ベゴニア、つるばら、マリーゴールドなどの種類がある。価格は480円~。「最近、製造するところが増えてきている」という国産のクラフトジン「京都の季の美」「六 ~ROKU~」「和美人」(以上600円)なども。トニックウオーターやジュースなどの割り材も用意。そのほか、ビール、ハイボール、サワー、オリジナルカクテルなど(価格は全て税別)。

 「那古野エリアは、いい店も多く、戦火を免れた趣があるまち並みがあるなど個人的に好きな街。出店して最初の頃は、大通りを挟んだ名駅の繁華街からどうやって人を呼び込むかを考えていたが、いざ店を始めると地元の方の来店も多く、今では地域に愛される店になることを考えるようになった。この店に来るという目的になるような店にしていきたい」と意気込む。

 営業時間は17時~24時。火曜定休。

名駅経済新聞VOTE

名古屋城と言えば?