洋菓子メーカー「コロンバン」(本社=東京都渋谷区)は7月6日、名古屋城天守閣の木造復元事業に寄付できる新商品「名古屋城フールセック」の販売を始めた。
同商品は名古屋市観光文化交流局が推進する金シャチパートナー制度にのっとり開発。同社広報の白石亜弥子さんによると、東京が本社の同店だが、1937(昭和12)年に松坂屋名古屋店にあった「東西名物街」(当時)に出店以来、「地域への思い入れも強くあり、これまでも『しゃちほこパイ』『なごや小倉ロール』『金しゃちショコラ』など、名古屋にちなんだ地域限定商品を数多く作ってきた」という。今回、「長い歴史の中で地域の皆さまと仲良くしていただき、『何か名古屋のために』という思いで、金シャチパートナー制度に立候補させていただき名古屋市への貢献のため商品を作ることになった」。
同社の人気の進物で焼き菓子の詰め合わせ「フールセック」のパッケージやクッキーに、名古屋城や金のシャチホコをモチーフにしたデザインを施した。価格は19枚入りで1,404円。1商品購入すると15円の寄付につながる。
内訳は、金のシャチホコの絵柄をプリントしたバニーユ=3枚、「名古屋城」の文字をプリントしたパルミジャーノレジャーノ=3枚のほか、フランボワーズ=3枚、カフェアマンド3枚、フィユプラリネ=4枚、ショコラアマンド=3枚。「バニーユはアーモンドプードルを入れたバニラ生地に、香り豊かなバターを加えたシンプルなバニラクッキー、パルミジャーノレジャーノはパルミジャーノレジャーノをふんだんに使用して焼き上げたチーズクッキーで、甘さを抑えた軽い塩味でお酒のおつまみにもよく合う」(白石さん)という。
購入者の想定について「観光客の方はもちろんだが、地元愛、名古屋城愛の強い名古屋在住の皆さまにも手土産に利用いただけるのではないかと考えている」とも。
「カフェ コロンバン MELSA店」(中区栄)、名古屋駅構内のキオスク、名古屋城内の売店などで販売。今後販売エリアを拡大する予定。