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「名古屋おもてなし武将隊」が結成9周年祭 新作演武を披露

結成9周年を迎えた「名古屋おもてなし武将隊」

結成9周年を迎えた「名古屋おもてなし武将隊」

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 「名古屋おもてなし武将隊」が11月23日、名古屋城(名古屋市中区本丸1)二之丸東庭園で結成9周年を記念するイベント「名古屋おもてなし武将隊 9周年祭」を行った。

ダイナミックな殺陣の新作演武を披露

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 名古屋の観光PR活動を目的に、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康ら戦国武将6人と、陣笠(じんがさ)隊4人で2009年に結成した同隊。名古屋城内で「おもてなし」と呼ばれる観光案内や写真撮影、演武を行うほか、イベント、メディアに出演して名古屋の魅力を伝えている。武将、陣笠隊とも卒業などによるメンバーの入れ替えを経ながら、10人体制で精力的に活動を続けてきた。

 陣羽織を着た「武将行列」の参加者と共に武将隊が現れると、二之丸東庭園に集まった来場者から拍手が起こった。イベントの最初は、名古屋グランパスのマスコットキャラクター「グランパスくん」が信長らと共に登場。残り2戦となったJ1リーグの試合の応援を呼びかけた。

 「徳川家康と服部半蔵忍者隊」のパフォーマンスの後、武将隊は2.5次元ミュージカルやスーパー戦隊シリーズの脚本などを手掛ける総合演出・毛利亘宏さんが書き下ろした新作演武を初披露。激しい殺陣を取り入れた演武に、来場者は大きな歓声を送った。新しい演武について秀吉は「まことの戦(いくさ)を皆に見て欲しかった。戦国時代ではいかように戦い、いかように天下を求めたか。そして平和な世の中を作っていったか。それら全てを新演武に込めた」と話す。

 信長は「JR東海で我らのラッピング車両が走るなど、9年目は良い年になったと思う。10年目も大事な1年にしたい。現在、名古屋城の天守閣は入場規制になっている。昭和・平成を支えた城は一旦、姿を消すかもしれないが、これを好機と捉えて『名古屋といえば武将隊』と呼ばれるくらいの存在に我らがなれば、必ず世界一の名城になれるはず。皆に見届けてほしい」と意気込む。武将隊は、12月15日にCBCホール行うイベント「武士と寸劇」や、来年セントレアで開催する「全国武将隊大博覧会-宴-」などを発表し、新たな総踊りを披露。最後に観客全員をハイタッチで送り出し、イベントは幕を閉じた。

 結成時から在籍している家康は「10年目を迎え、始まった頃に比べて認知度は上がったと自負している。新しいものとは捉えてもらえなくなるので、ここからは実力勝負で歴史を刻んでいかねばならない。新しい演武は、誰がどの武将に自分を置き換えてもいい自由なもの。それぞれの思いを乗せ、武将と共に戦ってもらいたい」と思いを語った。

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