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名古屋駅西に一日中モーニングの「喫茶モーニング」 人と文化の交流拠点を目指す

「喫茶モーニング」店舗前で、左から店舗設計担当の栗本さん、運営を手掛ける市野さん、管理担当の山田さん、イベントなどを企てる大野さん

「喫茶モーニング」店舗前で、左から店舗設計担当の栗本さん、運営を手掛ける市野さん、管理担当の山田さん、イベントなどを企てる大野さん

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 一日中モーニングを提供し、人と文化の交流拠点になることを目指す喫茶店「喫茶モーニング」(名古屋市中村区則武2)が5月1日、名古屋駅西側の駅西銀座商店街沿いにオープンする。

「喫茶モーニング」の完成イメージ模型

 同店は名古屋市商店街商業機能再生モデル事業の「商店街OPEN2018」のワークショップで話し合ったアイデアに基づき企画し、空き店舗を再生し地域活性化を目的にする。空き店舗を改装した2階建てで、延べ床面積は98坪。1階=10席、2階=28席を設ける。2階はレンタル可能なイベントスペースとしても使う。内外装整備費等に係る経費の一部(200万円)を補助金で賄うほか、クラウドファウンディングで資金を募っている。

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 運営は、海外旅行や国際交流が好きな若者に向けた英会話スクール「グローカル英会話」(名駅3)や、ゲストハウスを併設したカフェ「グローカルカフェ」(則武1)のオーナーで、世界80カ国を旅した経験を持つ市野将行さん。店舗管理を担うのは、生まれも育ちも駅西で、引きこもりの自立支援活動をするNPO法人「オレンジの会」(則武1)スタッフの山田真理子さん。交流型のイベントを企画していく担当は、過去に駅西にシェアハウスを暮らしていた経験を持つ、ナゴヤ圏で学びの場を作るNPO法人「大ナゴヤ大学」理事の大野嵩明さん。この3人が中心になりプロジェクトを進めている。店舗設計を担うのは、ワークショップにも参加しプロジェクトを見続けてきた栗本設計所の栗本真壱さん。

 市野さんによると「人を集めつなげるハブになる」ことへの実現のために、「名古屋の特徴でもあるモーニングサービスを一日中付ける」ことを提案。メニューはコーヒー(500円)などドリンクオーダーで付ける「モーニング」、カレーを付ける「カレーモーニング」(700円)、ケーキを付ける「ケーキモーニング」(700円)を用意。テークアウトで「ソフトクリーム」も販売。

 店頭には「人の目を引くように」自動コーヒー焙煎(ばいせん)機を設置。利用者自身が選んだ生豆をその場で焙煎し土産として販売するほか、ほかの店舗のコーヒー豆の販売、紙コップなどにPRしたい内容を載せたコーヒーの無料配布、アーティスト作品の展示など、「多様な人が集うきっかけ」を仕掛ける。「喫茶店は人が集まりやすい。お客さんがつながりあって大きなエネルギーになるのでは」と期待する。

 山田さんは「もともと新しく街の中でできる活動の場を探していた。『喫茶モーニング』では、利用者が同店で仕事をして関わる。駅西は個人商店が多く、顔の見える関係性がある。『喫茶~』でも同じような環境をかなえられたら」。大野さんは「大ナゴヤ大学というツールを使って、街と人が関わる拠点を作りたい。このかいわいしかない文化や面白みがあり、大切にしていきたい。例えば写真のワークショップなどを開催し、街を写真に収めることでじっくりと街と向き合うなど」。栗本さんは「街自体が多文化共生。あいちトリエンナーレにも関わっているので、いずれアートにもつなげられたら」と話す。

 営業時間は8時~17時。イベント開催などの場合は延長する。火曜定休。

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