名古屋の飲食店と日本酒の酒蔵がタッグを組んで開催するイベント「名古屋サケノマス」が8月25日、名駅、伏見かいわいの複数の飲食店で行われる。
今回で8回目。主に飲食店1店舗に1つの酒蔵がジョイントし、その酒蔵の日本酒と、それに合わせた一品料理を各500円~で販売する。参加酒蔵は、愛知、岐阜、滋賀、奈良、福岡、宮城、山形、秋田など幅広く、期間中は蔵元が店舗に滞在し参加者と交流する。昨年の参加者数は約2300人。イベントを企画運営するメンバーの一人で、名古屋市や豊田市などで飲食店を展開するファスタ(豊田市)社長の山下博正さんは「ありがたいことに毎年参加者も増え、知名度が上がっていると思う」と話す。
イベント参加者は、イベントオリジナルの手拭い、またはTシャツを購入し身に着ける必要がある。価格は各1,500円(前売りは1,000円)。参加飲食店と市内の協力酒店で販売する。
今年参加する飲食店は38店舗、日本酒の蔵元は44蔵で過去最多。山下さんは「参加飲食店、蔵元も少しずつ入れ替わったり、増えたりしながら8回目を迎える。『何か面白いことをやっているやつらがいる』と、つながりがつながりを呼んで増えていった。蔵元さんが仲の良い蔵元さんを、飲食店がほかの飲食店を紹介してくれたりもする」と話す。
「まだイベントの規模が小さい時は、全ての飲食店をハシゴして回るという人もいたが、最近は規模も大きくなり、お気に入りの飲食店や蔵元さん目当てで回る人、お酒が飲めなくても日本酒を楽しむ人の隣で食事を楽しむ方もいる。同じTシャツや手拭いを身に着け、目的も同じなので、途中から意気投合して一緒にお店を回ったりと、多様性に富んだイベントになってきたと思う」とも。
開催時間は13時~21時。飲食店と酒蔵の組み合わせや飲食店の所在地は、チラシやホームページ、SNSで紹介している。