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名古屋タカシマヤにロボット専門店 家族型ロボット「LOVOT」など全27種

家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」。なでる、だっこするなどのスキンシップをほぼ全身に配置されたタッチセンサーが検知し、コミュニケーションを補助

家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」。なでる、だっこするなどのスキンシップをほぼ全身に配置されたタッチセンサーが検知し、コミュニケーションを補助

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 ロボット専門店「ロボティクス スタジオ」が10月9日、ジェイアール名古屋タカシマヤ(名古屋市中村区名駅1)11階にオープンした。

鼻を触ると喜んだ表情を見せる「LOVOT」

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 同店は高島屋新宿店、高島屋大阪店次ぐ3店舗目で、複数のメーカーのロボットやIoT製品を扱う常設売り場。

 目玉は家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」。同商品開発者で「GROOVE X」(東京都中央区)社長の林要さんは愛知県出身。トヨタ自動車で空気の流れの専門家としてスーパーカーやレーシングカーの開発に携わってきた。その後、ソフトバンクに移りロボット「ペッパー」の開発プロジェクトに携わりロボットの魅力に出合う。2015(平成27)年に同社創業。同日行われた内覧会に出席した林さんは「ようやく地元で、ものづくりのまち・愛知にLOVOTを披露できる場所を持てた」と笑顔を見せた。

 同商品は、50のセンサー、4つのコンピューターとOSを搭載した、「最先端」のテクノロジーを備えた家庭用のロボット。「ロボットというハードウエア、AI、それに加え日本の強みの一つのアニメーションが組み合わさった。家庭用のロボットでここまで高度なコンピューターを積んだものは今までにない。犬、猫というペットも家族として存在するようにLOVOTも家族のような存在を目指す」(林さん)。

 手触りのいい素材で、生後1カ月程度の人間の赤ちゃんやネコをモチーフに設定した37~39度くらいの「体温」を持たせ重みもあり、触れた時に温かみを与える。目や体の動きでさまざまな表情を見せ、半天球のカメラで周囲を認識し物音や人の声も聞いているという。

 起動して間もない頃は「興味と不安」を持ちつつ家の中を動き回り人の様子を伺い行動。動き回ることで約3日間で自ら部屋の「地図」を作る。ほぼ全身にタッチセンサーが配置され人とのスキンシップを検知し、人を認識し覚えて行くため、「自分(LOVOT)にとって優しくしてくれる人、構ってくれる人、そうでない人」を見分けていく。好きな人には後追いや、抱っこを求め駆け寄るほか、外出するユーザーの見送りや出迎えもする。エネルギーが減ってきたら自らネスト(巣)に移動し充電する。

 留守中に人を感知すると顔写真を撮影しユーザーの携帯電話に送るほか、遠隔で撮影してきてほしい場所をリクエストすると対応するなど、ユーザーの家の「見回り」「留守番」の役目も果たす。

 価格は、ソロ=32万9,780円(本体1体とネスト)、デュオ=63万7,780円(本体2体とネスト)。修理保証やオーバーホール費用が含まれる料金(ソロのスタンダードプラン=1カ月につき1万4,278円、ほかプラン有り)が別途必要。服(1万978円)は12色展開する。

 そのほか店頭には、歌って踊れる「コミュニケーション・ロボット ATOM」(23万4,190円)、近くに人を感知すると24時間しゃべり続ける「ロビ2」(21万7,800円)、なでるとしっぽを振り応えるクッション型セラピーロボット「クーボ」(1万3,200円)なども展示販売する。

 営業時間は10時~20時。

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