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円頓寺・四間道のフリーマガジン「ポゥ」のあゆみ展 喫茶店とコラボメニューも

15年間、円頓寺・四間道かいわいのフリーマガジン「名古屋のあるく下町情報誌 『ポゥ』」を作ってきた飯田幸恵さん(中央)、久路里まりさん(右)、カワカタミカコさん(左)

15年間、円頓寺・四間道かいわいのフリーマガジン「名古屋のあるく下町情報誌 『ポゥ』」を作ってきた飯田幸恵さん(中央)、久路里まりさん(右)、カワカタミカコさん(左)

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 今年6月発行の30号で15年間の幕を下ろした円頓寺・四間道かいわいのフリーマガジン「名古屋のあるく下町情報誌 『ポゥ』」を振り返る「ポゥのあゆみ展」が11月7日、「喫茶、食堂、民宿。なごのや」(名古屋市西区那古野1)店内で始まった。

肉球をケチャップで描いたオムライスや「イチゴねこアイス」付きの「コラボセット」

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 同誌は、2005(平成17)年11月に創刊したエリアマップ付きフリーマガジン。同エリアにゆかりのある女性3人が手作りしてきた。「ポゥ」は英語で主にネコの足裏を意味する。「年齢を重ねた自分たちの役割を考え区切りのいい30号で終刊を決めた」(構成とデザインを担当する久路里まりさん)という。

 同展では店内壁に、同かいわいのイベント・出来事と同誌の動きを併記した「あゆみ年表」のほか、表紙に使ってきた版画の原版、毎号裏表紙に載せてきた4コマ漫画などを掲出する。バックナンバーもそろえ、自由に持ち帰られる。

 版画の原版は2号~29号分で、同誌のイラスト・マップ担当のカワカタミカコさんの手作り。最初は猫と風景をモチーフに、11号からは名所、21号からは擬人化した猫とまちを描いた。カワカタさんによると、最初にモチーフにした風景は当時実際に目にしていたもの。モチーフの中には改装すると聞いて「残しておこう」と思った喫茶店の店内や、実在する店主など。「作った原版を今回、お見せできてうれしい」(カワカタさん)と話す。猫キャラクター18種類を単体ポップにし客席などに掲出した。なごのや店主をモデルにした猫キャラクターもいるという。

 同展の準備のため、改めて振り返って久路里さんは「15年の重みを感じた」、営業兼編集長飯田幸恵さんは「細かい表現がなされる表紙の原版を見て、改めてすごいと思った」と話す。

 オリジナルグッズも新たに制作。猫をデザインした「トートバッグ」(大=2,400円、 小=1,800円)、木製のキーホルダー(1,000円)、ポゥに登場したさまざまな猫のイラストの「手ぬぐい」(1,000円)など。久路里さんとカワカタさんがそれぞれ店主を務める「はきものの野田仙」とインショップ「月のののうさ」(期間中は水曜定休)で販売するほか、「なごのや」(今月21日~23日、11時30分~14時)でも販売する。

 「なごのや」では同展コラボメニューも販売。肉球をケチャップで描いたオムライスやナポリタン、猫を表現したアイスクリームなどが付く「コラボセット」(1,300円)、「イチゴねこアイス」(300円)。

 開催時間は11時~18時。今月23日まで。同展観覧には、「なごのや」の飲食利用が必要。

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