劇団四季のミュージカル「キャッツ」の全ての登場キャラクターを表現したメニューをそろえる「STRINGS ジェリクルブッフェ」の提供が1月21日、ささしまライブエリアの「ストリングスホテル 名古屋」(名古屋市中村区平池町4)内のビュッフェレストラン「シェフズ ライブ キッチン」で始まる。
同ホテル開業7周年と「キャッツ」日本上演40周年を記念した同企画。「都会のごみ捨て場」が舞台の「キャッツ」は、年に1度だけ開かれる舞踏会に集まってくる猫の生きざまを描く物語。
企画を担当した同ホテル企画広報担当の石川総一郎さんは「『キャッツ』名古屋初演を当ホテルがある場所で行われていたことを知り、縁を感じた」と話す。劇団四季名古屋とも距離が近いこともあり、観劇の前後に「シェフズ ライブ キッチン」を利用する人も多いという。
同ビュッフェでは、見た目や特徴、名前をモチーフにして、同作に登場するキャラクター全27匹を料理とスイーツで表現する。「マンカストラップ」を表現した「本日のテリーヌ ベリーとバルサミコのジュレ 銀箔を添えて」、「グリザベラ」を表現した「三河鶏のコンフィ 黒胡麻(ゴマ)のソース シャドークィーンのチップと共に」など。そのほか、同作の世界観から着想したメニューも用意。ごみ捨て場に浮かぶ月をイメージしたパイ包みスープ「コラーゲン入りずわい蟹(カニ)とアオサのビューティースープ」や、粉糖で猫の足跡型を付けた「アップルパイ」など。ランチ・ディナー合わせて全33品を提供する。
石川さんは「前向きでクリエーティブな当ホテルのシェフは、全キャラクターを料理・スイーツで表現するという、私からのオーダーに応えてくれると思った。ファンが多い『キャッツ』のため、中途半端なものは出せない。見た目も味もこだわって作ってもらった。味付けは老若男女においしいと感じてもらえるようにし、作品を知っている方、知らない方、どちらも楽しんでもらえる」と胸を張る。
料金は、ランチ=4,750円(土曜・日曜・祝日=5,250円)、ディナー=6,300円(同=6,800円)。子ども料金、幼児料金も設ける。提供は3月15日まで。