名古屋タカシマヤで「鉄道模型の世界展」-1周50メートルの線路も

1周約50メートルの線路を走行する世界の車両

1周約50メートルの線路を走行する世界の車両

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 ジェイアール名古屋タカシマヤ(名古屋市中村区名駅1)10階特設会場で現在、「シャングリ・ラ鉄道 原信太郎 鉄道模型の世界展」が開催されている。

 毎年、夏休み期間中にファミリー向け鉄道イベントを開催しているタカシマヤ。今年で10回目を迎えるにあたり、節目イベントとして「シャングリ・ラ鉄道」の展示が実現した。

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 「シャングリ・ラ鉄道」とは、鉄道模型製作歴77年となる原信太郎さんによる鉄道模型コレクションの名称。原さん製作の鉄道模型は線路幅が45ミリ(1番ゲージ)、32ミリ(Oゲージ)と大きく、部品の1点1点から内部の構造・装飾に至るまで本物を忠実に再現しているのが特徴。

 普段は、原さんの自宅である兵庫県芦屋市の私設博物館「シャングリ・ラ鉄道博物館」に所蔵され一般公開されていないが、同展では貴重なコレクションの一部である国内外の車両約100点を展示。「原さんが作る模型は、構造に特徴や面白さがあったり、貴重なものだったり、一つひとつに製作した理由とこだわりがある」とシャングリ・ラ東京オフィスの加藤さん。

 主な展示車両は、運転士の隣に自身を乗せた木造車両「箱根登山鉄道」、かつて愛知・岐阜周辺で活躍していた路面電車「名古屋鉄道 モ510形」、流線型電車「名古屋鉄道 モ850形」など国内車両から、ドイツのケルン・ボン鉄道開通(1915年)の記念品として、世界で15台のみ製造されたという海外車両の貴重な模型なども公開。

 展示車両は、外見だけではなく架線からパンタグラフで集電し動きや揺れ、走行音など実物と同じ機能を持たせているのも特徴の一つ。会場には、同展用に製作した1周約50メートルの線路を設置。「高さ1.5メートルの目の前に線路が広がり、迫力の走行は必見」(同)とも。

 初日の13日より連日、約3,500人の来場者が原さんの模型を一目見ようと詰めかけている。「実際に動く姿を目の前にして、その迫力に驚いている方が多い」と加藤さん。「シャングリ・ラ鉄道の魅力は作りの精巧さはもちろん、その走行のリアルさにある。カーブを曲がる際の車両の傾きや、車輪の音などを忠実に再現した走りを楽しんでもらえれば」。

 今年90歳になった原さん自身も、連日会場に足を運ぶ。「あと200から300車両は作りたい」と目を輝かせ、「新しいものよりも無くなっていく車両を作りたい」と鉄道への思いを込める。

 開催時間は10時~20時(最終日は17時まで)。入場料は、一般=800円、大学・高校生=600円、中学・小学生=400円、未就学児無料。今月24日まで。会場では、原さんの愛用工具や設計図を紹介するほか、書籍販売コーナーも設ける。

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