名古屋駅で「信長膳」弁当販売-信長の最後の晩さん「安土御献立」を再現

織田信長の最後の晩さんを再現した弁当「信長膳」

織田信長の最後の晩さんを再現した弁当「信長膳」

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 駅弁の企画・販売を手がける名古屋だるま(名古屋市中村区亀島2)は9月5日より、織田信長の最後の晩さんを再現した弁当「信長膳」を販売している。同弁当は、名古屋市が現在展開している「武将都市ナゴヤ」観光キャンペーンとのタイアップ企画として作られた。

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 1582年、織田信長が徳川家康を武田勝頼討伐の功を労うため安土城に招き、もてなした際の料理「安土御献立」を資料に基づきできる限り忠実に再現した同弁当。接待役を努めた明智光秀が準備の不手際から信長の怒りを買い途中で任を解かれた数日後に「本能寺の変」が起きたことかから、その契機となったのが「安土御献立」とも言われている。

 内容は、近江の特産であったマスの焼き物、高級調味料だったしょうゆと酒を合わせ調味料を付けて焼いたウナギ、珍重されていたシイタケの煮しめ、室町以中期以降に生産量が増加し秀吉の好物であった酢ゴボウ、保存食として食べられていたみそを使った焼きおにぎりなど14品目。当時食べられていた代表的な戦国料理を堪能できる内容になっているという。

 現在、1日40~50食を販売する。担当の松村さんは再現にあたって、「同じ食材を用意できないものもあり、味を再現するのに苦労した」と振り返りながらも、「愛知県は多くの戦国武将を輩出しているので歴史に関心のある方は、いわれを楽しみながら食べても面白いのでは」と話す。

 価格は1,200円。名古屋駅周辺では、JR名古屋駅コンコースの「グランドショップ名古屋」、近鉄名古屋駅改札内で販売するほかセントレアでも取り扱っている。販売エリアは今後拡大を予定する。

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