名古屋市交通局が「昭和レトロカラーバス」―市バス開業80周年記念で

運行を開始した「昭和レトロカラーバス」

運行を開始した「昭和レトロカラーバス」

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 名古屋市交通局(名古屋市中区三の丸3)は1月12日より、市バス開業80周年を記念して旧塗色の市バスカラーに塗装した「昭和レトロカラーバス」の運行を開始した。

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 名古屋市営バスは、1930(昭和5)年に4系統22.6キロで営業を始め、今年で80周年を迎える。現在は161系統748キロを運行し、1日あたり地球2周半に相当する10万キロを走行、利用客数32万人となっている。

 モデルとなった市バスは、昭和40年代に走行していたクリームと濃淡のグリーン3色の塗装に赤色の帯が入った車両。この3色塗装の市バスは、過去の市バス塗装の中で最も長い期間使用していた車両であることから、「市民・利用者に長く親しまれた塗装である」として採用した。

 塗装された市バスは1車両。名古屋駅~栄間を中心に営業運行する。車内には、市バスミニギャラリーとして、開業当時の車両、トロリーバスなど歴代の主な市バスの写真、レトロカラーバスの塗装作業の写真を14点展示し、利用客の目を楽しませる。

 市バス愛用者である河村たかし市長も「懐かしいね。けっこう乗ったなぁ」とコメント。同局担当者は「昭和の時代、発展する名古屋の街を元気よく走り続けた昭和レトロカラーの市バスをご覧になって、懐かしい青春時代を振り返ったり、昭和の時代に思いをはせたりして、名古屋の歴史とともに市バスの歴史を感じていただければ」と話す。

 同局は、市バス開業80周年の記念事業として、イベント開催、キャンペーン、記念グッズの発売などの展開も実施する。(詳しくは交通局ウェブサイトに掲載予定)

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