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円頓寺商店街で「おせっかい」テーマに映画製作-主演に井戸田潤さん

撮影で使われた劇場「開慶座」を再現した「平成・開慶座」の入り口

撮影で使われた劇場「開慶座」を再現した「平成・開慶座」の入り口

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 昔ながらの商店街の姿が残る円頓寺商店街かいわい(名古屋市西区那古野)を舞台にしたコメディー映画「WAYA!~宇宙一のおせっかい大作戦~」の撮影が昨年12月下旬から始まった。

 タイトルの「WAYA(わや)」は名古屋弁で「めちゃくちゃ」「ダメになった様子」「台無し」の意味。監督は「築城せよ。」などの作品を手がける古波津陽(こはつよう)さん。

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 主人公のスピードワゴンの井戸田潤さん演じるクリーニング店の浅見勘太郎は、京都から婿入りして以来、下駄店「野田仙」で商店街活性化のために身を粉にして働いてきたシゲさん(矢崎滋さん本人)に感謝の気持ちを込めた一大イベントを企画する。しかし、乗り気でないシゲさん。めげない勘太郎はシゲさんを感動させようと、昔の学生演劇仲間・ノブさん(ルー大柴さん)を探しだし、おせっかいにも親友との再会劇を企画してしまうが、ノブさんはシゲさんが宇宙一嫌いな人だった。この作戦は成功しないかもというムードが漂う中、勘太郎は商店街を挙げて祭で2人の仲直りを企てた…。

 ストーリーには昔、商店街に実存していた劇場「開慶座」を再現した「平成・開慶座」が登場し、物語が繰り広げられる。地元の人や募集したエキストラも多数出演。

 なごや下町商店街ムービー製作委員会長の久路里まりさんは「元気がないという問題は抱えているが、いい街だと思っている。今、求められている人とのつながりは、おせっかいにもなる。この映画を見た全ての人にふるさとを思い出してもらい、いいところだなと立ち返ってもらえれば」と話す。「ストーブなどの暖房器具や食べ物の差し入れ、休みの店舗を開けてもらうなど、地域の協力も大きい」とも。

 「年末年始の忙しい中でも地元の人が弁当を差し入れしてくれるなど、キャストやスタッフにも好評。こんな現場は初めて」と製作スタッフの1人。現場でもいい意味の「おせっかい」が、人の心を温めているようだ。

 クランクアップは今月10日。上映は今年の秋~冬を予定。全国公開を目指す。

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