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「円頓寺映画祭」開催へ-喫茶店・ギャラリーなどを会場に上映

昨年開催された「円頓寺映画祭2010」の様子

昨年開催された「円頓寺映画祭2010」の様子

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 円頓寺商店街(名古屋市西区那古野)かいわいのホテル、喫茶店、ギャラリー、社務所、コミュニティースペースなどを会場にした「円頓寺映画祭2011」が11月12日・13日、開催される。

 同映画祭は2009年に名古屋大学国際言語文化研究科の大学院生を中心に、商店街やそのかいわいの人々や県内の学生が協力してスタートした街中で行う映画イベント。四間道、円頓寺商店街、円頓寺本町商店街、西円頓寺商店街・名鉄イン名古屋駅前の4つのエリアで、多様な映画を上映する。

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 3回目を迎える今年のテーマは「ニッポンを見つめなおす二日間」。学生映画や地域から生まれた映画、トランスナショナル映画(外国人が日本で撮影した映画)、日本が誇るアニメーションなどを上映する。

総合プロデューサーの木村めぐみさんは「映画館がない場所で、普段見ないような映画を見てほしいという願いがある。映画だけではなく商店街も楽しんでほしい」と話す。「今年は、円頓寺商店街を舞台にした映画『WAYA!宇宙一のおせっかい大作戦』(古波津陽監督)が公開されたこともあり、円頓寺に映画文化が根付く、いいきっかけになれば。この映画祭は地域の人々の協力なしにはありえないイベント。将来的に、地域の人や映画製作者、オーディエンスがこの場所で交流し、一つの『文化』が形成されれば」とも。

 期間中、トークイベントなども実施。パネリストに映画評論家・寺脇研さん、古波津陽監督らを迎えるシンポジウム「映画と地域、教育」(12日)、「ショートピース!仙台短篇映画祭」に関わった映画監督、映像作家たちが「明日」というキーワードで制作した3分11秒の映画を上映する企画「311明日」(12日・13日)、東京・六本木の国立新美術館で開催された「TOKYO ANIMA!」の短編アニメーションを上映する「TOKYO ANIMA!2011in Nagoya」(12日・13日)。「311以後、あらためて、私たちが生きる『ニッポン』という国を、映画、映像を通して見つめ直す機会として楽しんでいただければ」と木村さん。

 企画「311明日」」に作品「駆ける愛×YOU 欠ける彼 架ける明日」を出品した名古屋ビジュアルアーツ映像学科講師の田中博之監督は「4月ごろに仙台短篇映画祭の菅原睦子さんからメールが届いたのが始まり。改行が一つもない文字の塊のような長文メールで、彼女の熱い思い、声が聞こえてくるような文章だった」と参加の経緯を話す。作品について、「3分11秒の中に込めたのは『元気の出るおまじない』。大切なものを失った男女がその悲しみを乗り越え、飛び越え、駆け抜ける話。個人的には爽快感があると思っている」と話す。「映画祭では来場者と『好きな映画』について、たっぷり話したい」とも。

 映画祭は入場無料。各会場に「東日本における映画関連活動支援」の募金箱を設置する。映画の上映時間や特別企画の開催時間と開催場所は公式ホームページで確認できる。

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