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四間道に日本料理店「懐韻」-築150年の蔵を改装

日本料理店「懐韻」で提供する料理の一例

日本料理店「懐韻」で提供する料理の一例

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 四間道沿いの築150年以上の蔵を改装した日本料理店「懐韻(なつね)」(名古屋市西区那古野1、TEL 052-485-5524)がオープンして約2カ月がたった。オープン日は5月10日。

築150年以上の蔵を改装した店舗外観

 稲沢市内に厨房と事務所を構え「懐石風出張料理 池田」を運営してきた店主の池田美香子さん。現在も運営している。飲食店で調理師として修業を経て、約20年前から出張料理を始めた。「幼いころからおいしい食べ物への印象や興味が強く、料理に興味を持った。日本文化も好き」。宴会、慶事、仏事、茶会での料理や、イベント、パーティーでのビュッフェ形式の料理、弁当などを手掛けている。

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 出店にあたり、「四間道限定でいい場所を探していた」と池田さん。古民家や蔵などが多く残されている同エリア。建築家で、かいわいの開発を目的に活動する市原正人さんに「いい物件が見つかったら教えて」と依頼。「市原さんと一緒に街を歩き、空き物件を探し歩いたことも。約3年たって、今の蔵を貸してくれるという大家さんに出会うことができた」と振り返る。

 石垣と黒塗りの壁の趣のある2つの蔵をつなげて調理場と客席にしている同店。10坪のスペースにはカウンター席・テーブル席17席、6坪の蔵は12人収容できる座敷を設ける。「蔵はきれいに使われていたようで、所どころ手直ししただけで、そのままの部分も多い」。玄関や座敷には、もともと蔵にあった階段タンスなどが置かれている。6坪の蔵の2階部分はギャラリースペースとして使い、同店でも使っている陶器の作家の作品展などを予定。

 月替わりの「季節のコース」を提供する。昼膳(税別2,000円)、夜膳(同4,300円、6,500円)。「高級食材が苦手で…(笑)、身近な食材を使った料理。奇をてらうよりも当たり前の調理をしている。乾物も好きでよく使う」。使っている野菜の半数は池田さんの母親が育てた露地物野菜を使っているという。「月替わりの旬の野菜。ハウス栽培ではないので、トマトなどの夏野菜もこれから」。提供する日本酒も県内など地元のものが多いという。

 オープンして2カ月。「ご近所さんが店に来てくれるのがうれしかった」。今後は、日本酒や器をテーマにしたイベントなども開いていく予定。

 営業時間は11時30分~14時、17時30分~22時(木曜・金曜・土曜のみ営業)。火曜・水曜定休。

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