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名駅で映画「くちびるに歌を」舞台あいさつ-新垣結衣さん、三木監督ら登壇

来名した新垣結衣さんと三木孝浩監督

来名した新垣結衣さんと三木孝浩監督

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 名駅の映画館「ミッドランドスクエアシネマ」(名古屋市中村区名駅4、TEL 052-527-8808)で2月17日、映画「くちびるに歌を」の試写会が行われ、主演の新垣結衣さん、三木孝浩監督が舞台あいさつで登壇した。

 同作品は「全国学校音楽コンクール」の課題曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の作者アンジェラ・アキさんが長崎県・五島列島の中学校を訪ねたテレビドキュメンタリーを基に、中田永一さんが書きおろした同名小説が原作。「ホットロード」「アオハライド」など多くの青春映画を送り出した三木監督がメガホンを取り、オール長崎県ロケで撮影した。

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 ストーリーは、東京でピアニストとして活躍していたユリ(新垣さん)は、産休に入る音楽教師の代理として故郷・五島列島の中学校に赴任する。断り切れず合唱部の顧問になった彼女は、ぶっきらぼうな態度をとり、生徒たちを困惑させる。ある日、彼女は合唱部の生徒たちに「15歳の自分へ手紙を書く」という宿題を出す。そして、明るくふるまう15歳の生徒たちが、実は誰にも言えない悩みを抱え、みんなが一つになる合唱に救いを求めていたことを知る。

 新垣さんと三木監督は、合唱部員を演じた12人と共に登壇。新垣さんは「本日はわざわざお越しいただき、ありがとうございます。短い時間ですが楽しんでください」と満員の来場者に声を掛けた。

 監督は「原作小説にすごく感動した。アンジェラさんの歌詞の内容もすてき。15歳の自分が持っていた悩みに、大人になった自分が答えてあげる。また、大人になった自分が今まさに悩んでいることがあっても、前に進む勇気をもらえる。それが映画の中でより伝わればと思っている」と作品に込めた思いを語った。

 今作ではピアノに取り組んだ新垣さん。「練習時間が限られていたので、いつでも触れるように、自宅にピアノを買った。毎日ピアノの前に座ることが当たり前になるようにした。映画の撮影は終わったが、せっかく買ったので今後は趣味にしたい」と話す。

 生徒役で出演した柴田杏花さんも撮影時の思い出を振り返り、「監督の映像はすごくきれいで、温かく、優しい。監督自身が優しいから撮れると感じた」と話し、監督が照れ笑いを浮かべる一幕も。その後、12人のメンバーで「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」を合唱。息の合った歌声に来場者から大きな拍手が送られた。

 最後に2人は「子どもも、大人もそれぞれの悩みがあるが、答えを与えることはできなくても寄り添うことはできる、歌で心をつなげることはできるという思いを大事に作った映画。歌は世代を超えて心を通い合わせられるもの。この映画で何か感じられるものがあったら、周りの方々にすすめていただけたら」(三木監督)、「私自身、みんなの姿に自分の15歳を重ねて、いろいろなことを思い出して力をもらえた。映画を見た皆さんにも15歳のころを思い出していただけたら」(新垣さん)と話し、映画の成功を願った。

 新垣さんは舞台あいさつ前の記者会見で、名古屋滞在について「今回はホテルでひつまぶしを食べた。昔はうなぎが苦手だったが、何度か食べているうちに好きになった。テークアウトできるなら手羽先も持って帰りたい」と話し、「風景も、歌声も、生徒たちが一生懸命に生きている姿も、全てがきれいな映画。私自身、完成した映画を見て、水をくぐったような清涼感があり、すごく気持ちよかった。ぜひ名古屋の皆さんも映画館で見ていただけたら」と呼び掛ける。

 2月28日からミッドランドスクエアシネマほかで全国ロードショー。

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