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文芸コンテスト「コトノハなごや」 お題の写真から連想する文芸作品募集

「コトノハなごや」ホームページのビジュアル

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 名古屋市民が文芸で街の魅力を発信することを目的とした文芸コンテスト「コトノハなごや」の作品募集が6月25日、始まった。

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 今年で3回目。参加者は、用意された写真から1枚選び、連想する小説などの文芸作品を作り応募する。第1回は168作品、第2回は353作品が集まった。応募者は20~40代が中心だった。

 名古屋の魅力を深掘りする機会づくりや、名古屋の文芸分野の普及・育成、文字への愛着の増進を目指す。同企画担当者は「郷土という意識を若い世代の方々に感じて、考えてもらえたら。名古屋は江戸川乱歩、城山三郎など郷土ゆかりの文学者が多数いる。全国からも注目される書店さんがたくさんある土地柄であることを知ってほしい」と話す。

 過去の参加者からは「名古屋を拠点に全国で活躍する現役プロの方々がいることを知った。自作も見てもらえるのでとても参考になる」「好きな作家が一緒で、フィールドワーク会場で他の参加者と話せた。連絡先交換もした」などの声が寄せられた。

 写真は5種類。普段何気なく使う・見る・行くなどしている名古屋のスポットを、「お仕事の時の撮影とは違った目線で」フォトグラファーに撮り下ろしてもらったと言う。

 応募資格は名古屋市内に在住、在勤、在学の人。本文が200字以上800字以内で、日本語・自作未発表の作品が対象。1人2作品まで応募可能。同じ写真で複数の応募はできない。

 締め切りは9月18日。公式ウェブサイト(24時まで)または郵送(当日までに必着)で受け付ける。入賞作品は12月7日に開催する授賞式・公開講評トーク「コトノハなごやサロン」で発表。入選20作品は、11月下旬に公式サイトで発表する。

 7月27日は有松地区でフィールドワークを開催。スマホやデジカメで有松のまち歩きをしながら写真を思い思いに撮影。その中から「今日の一番の写真」を参加者全員で見て講師に講評してもらう。今年は初めてフィールドワークで撮影した写真の展覧会を開催する(参加は任意)。
 開催は9月下旬で、伏見にあるカフェが会場。8月24日は作家を講師に迎え、題材(写真)からのイメージの膨らませ方や、文章を800文字以内にまとめる技術などを学ぶワークショップも開催。いずれも参加費は600円で定員は20人。公式サイトから申し込める。

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