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ホテルナゴヤキャッスルが国産素材の高級食パン フレンチトーストで提供も

高級食パン「綿雲」を手にする開発者でベーカリー料理長の澤田道孝さん

高級食パン「綿雲」を手にする開発者でベーカリー料理長の澤田道孝さん

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 ホテルナゴヤキャッスル(名古屋市西区樋の口町3、TEL 052-521-2121)の高級食パン「綿雲(わたぐも)」が8月1日、ホテル内のパンや洋菓子などを扱うペストリー&セレクション「ロゴス」で発売された。

高級食パン「綿雲」を割ってみた様子

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 これまで「食パン」はあったが、「高級食パン」は今回開発した新商品。「高級食パン」が話題になっていることと、ホテルと高級というイメージがリンクしやすいという考えで開発に着手。開発者でベーカリー料理長の澤田道孝さんは「ほかの高級食パン専門店の商品も食べて調査したが同じものを作っても面白みがないので、素材にもこだわり、ホテルならではのものを作ろうと思った」と話す。

 小麦粉は北海道産で希少な「キタノカオリ」を使う。「同じ分量でさまざまな小麦粉で試作した結果、キタノカオリは小麦の甘みを感じた。食パンの中身が、少しクリーム色がかった仕上がりになるのも特徴」。そのほか、北海道産のバター、生クリーム、愛知県産の塩、岐阜県産の蜂蜜、和三盆、粗糖など国産の素材を使う。

 「フワッと柔らかい中にももっちりとした食感で、味は自然な甘み」が特徴という。低温で焼き時間を短くすることで、周りの皮の部分をできるだけ薄く、ソフトな食感にするために焼きすぎないようにした。「柔らかく、中身はしっとりしているので、沈んでくぼみができてしまうほど。何も付けずに味わっていただくのはもちろん、トーストしてバターやジャムと一緒に召し上がっていただく場合にも、食パン自体が甘くなりすぎないようにした」と澤田さん。1日目は焼かずにそのまま、2日目は時間が経過し乾燥が始まるので軽くトーストしサクサクした食感を味わうことを推奨する。

 商品名は、仕上がりを食べた印象を元に社内で検証し決めた。料飲課兼販売企画課の吉村裕子さんは「綿のようなフワッと柔らかいイメージ。雲を食べるとこんな感じかなと想像した」と話す。

 価格は、1斤=1,000円、1.5斤=1,300円。焼き上がり時間は12時30分、15時の1日2回。数量限定。電話予約にも対応。9月からは専用のギフトボックスも用意する。

 ホテル1階のレストラン「ブローニュ」のビュッフェメニューで提供するほか、「ティーラウンジ ウィンザー」で「綿雲フレンチトースト」(単品=1,800円、コーヒーまたは紅茶付き=2,300円)を提供する。

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