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名駅三丁目でまちづくり講座参加者が社会実験 「サウナ」「農」の2企画

社会実験「空き地サウナチャレンジ」イメージ(画像提供=Poc up スクール NAGOYA)

社会実験「空き地サウナチャレンジ」イメージ(画像提供=Poc up スクール NAGOYA)

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 社会実験「空き地サウナチャレンジ」「Nagoya One Minute Farm」が1月28日、名駅三丁目エリアの憩いの場「sanagi(サナギ)」(名古屋市中村区名駅3)で行われる。

社会実験「Nagoya One Minute Farm」のイメージ

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 会場はUR都市機構所有の駐車場を活用した場所。

 実験は昨年10月から始まった名古屋市のウオーカブル・景観推進室主催のまちづくり講座「Poc up スクール NAGOYA」の一環。まちづくりに必要なノウハウを学び、企画検討、社会実験を行う4カ月間のプログラムには一般募集した大学生や教員、事業者、会社員などが参加している。

 講座企画を担当した市の小川将平さんは「ウオーカブルなまちづくりを進めていく上で、まちの空間を多様な人が多様な使い方ができる居心地がいい空間に変えていくことが必要だ」と話す。

 実験内容は講座参加者が企画。「空き地サウナチャレンジ」では、会場に仮設したサウナをサウナ好きの同企画チームメンバーが利用して運営面での課題を検証する。一般者はサウナ利用できない。そのほか、来場者にカレーうどんやコーヒーなどを「サ飯」として販売。ヒアリングも実施する。「公衆浴場法上、誰もがサウナを利用できるイベントの開催は費用や場所の問題で難しいというハードルを説明したりサウナイベントに対する意見を聞いたりして将来につなげたいとメンバーは意気込んでいる」と小川さん。名駅エリアででは、リニア開業に向け新たな名古屋らしさが求められていると考え企画したという。

 「Nagoya One Minute Farm」では、ドリンクカップを使った種まき体験を提供。種はラディッシュ、ベビーキャロット、ホウレンソウから選べ持ち帰れるようにした。先着50人。参加無料。そのほか、農業や農文化に関する図書コーナーの設置やハーブドリンクの販売、コンポスト展示などを予定する。「メンバーは『食べられる緑』を日常のすぐ近くにある都市の隙間に広げることで、都市部の生活者が徒歩1分で農園にアクセスできるような暮らしを思い描いている」と小川さん。「将来的にはみんなで生ごみコンポストで土を作り、種から作物を育てて食べる活動サイクルを目指している」とも。

 実験後は反省会を行い、各チームの企画が次年度以降も地域に根付くために検討する。小川さんは「さまざまなノウハウや知見を持ったメンバーが協力するプロセスこそまちづくり。今後はまちに関わる人が増えたり、何かやりたい人を応援してくれるまちが増えたりするよう頑張っていきたい」と意気込む。

 開催時間は11時~16時。

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