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旧暦の初日の出は「ピンクのだるま」-2日連続で伊勢志摩の海から
(2011年02月03日)
旧暦の1月1日(元旦)に当たる2月3日の「初日の出」が、ダルマの形をして水平線から出る「だるま朝日」となった。「だるま朝日」は昨日に引き続き2日連続の観測。
新暦の初日の出は、水平線に厚い雲があったためその雲の上からとなったが、旧暦の初日の出は、水平線から赤いシルエットを作ったままくっきりと顔を出し、全様が出る直前に「だるま朝日」となった。「だるま朝日」は蜃気楼(しんきろう)の一種で、気象条件が整わなければ見ることができない。
「だるま朝日」の撮影に成功した伊勢志摩経済新聞のカメラマン泊正徳さんは「今朝は薄く膜のような雲があったためきれいなシルエットが出た。肉眼で見たときにはピンクのダルマさんが出たようだった。大自然の神秘を感じる」と話す。
旧暦の太陰太陽暦は、月の満ち欠けを基に太陽の動きも計算してできた暦で、新月を毎月の1日と定めている。新暦の国際標準暦となっているグレゴリオ暦(西暦)は、太陽の動きを基にしてできた太陽暦で、1582年にローマ法王グレゴリオス13世によって改良されたもの。日本は1872(明治5)年に新暦を採用、同時に神武天皇が即位したとされる年「神武天皇即位紀元」を西暦紀元前660年とし「皇紀」元年と定めた。今年2011年は皇紀2671年。
伊勢の御師(おし、おんし)らが神宮大麻を全国各地に配布する際の伊勢土産として太陰太陽暦を基に作られた「伊勢暦(いせごよみ)」は、江戸時代享保年間(1716~1735)には全国で約200万部が毎年出版されていたという。1871(明治4)年に御師制度が廃止され伊勢暦は一時途絶えたが、現在では「神宮暦」として形を変え、毎年伊勢神宮・神宮司庁から発行する。
「神宮暦」は、天体、気象など科学的データに基づき、旧暦、月齢、干支(えと)、二十四節気、月出月入・日出日入・満潮干潮時刻など月と太陽の運行に左右する大自然のしくみをわかりやすく表記する。近年では農林漁業関係者を始め、家庭菜園やガーデニングをする人たちにも広く活用されている。
【関連画像】旧暦の元旦の「初日の出」鳥羽市国崎港から伊勢志摩から「サンピラー(太陽柱)」観測(伊勢志摩経済新聞)賢島大橋中央に大きな太陽沈む「日本の夕陽百選」(伊勢志摩経済新聞)伊勢志摩スカイライン・朝熊岳から初日の出(伊勢志摩経済新聞)伊勢神宮「神宮暦」
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