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名古屋の美術館やギャラリーで「青森」展 名駅地下鉄の壁面に巨大ポスターでPR

地下鉄名古屋駅のホーム壁面に掲出されている幅23メートルの大型広告

地下鉄名古屋駅のホーム壁面に掲出されている幅23メートルの大型広告

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 名古屋市内の美術館やギャラリーで12月10日、青森県立美術館がプロデュースする「『青森』展 Fly me to the AOMORI 青い森へ連れてって」が始まる。このPRで現在、地下鉄名古屋駅のホーム壁面に幅23メートルの大型広告が掲出されている。

美術館や県庁で働く女性と青森のモチーフを合わせた広告

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 青森県の観光国際戦略局の主管である同美術館。今回は同美術館が主催で、同局が仕掛ける観光と誘客のプロモーションと連動させ、効果的にプロジェクトを推進しようと考えたのが発端。「名古屋と青森は飛行機の直行便が出ているが、まだまだ積極的な交流には至っていない」と同美術館の工藤健志さん。

 張り出されているポスターは、ねぶた、リンゴ、水、雪、縄文などの青森ならではのモチーフから表現する「青森の色」を効果的に見せ、美術館や県庁で働く女性を登場させたもの。「あえてモデルを起用しなかった。飾らないぎこちなさは等身大のイメージとして名古屋の方が共感を持ってくださることを期待する」。ポスターの掲示は14日まで。ホームページは、今回のプロモーションに合わせて作った青森出身のミュージシャン・伊藤ゴローさんの新曲に乗せた映像の公開もしている。

 同美術館の魅力として、建築やオリジナルフォント、ピクトグラム、「ミナ ペルホネン」が手掛けたユニホームなどを紹介するほか、青森の「色」や「かたち」をテーマにインスタレーションや写真作品を展示。そのほか、作家の太宰治のポートレートなどの展示、「ウルトラ」シリーズのヒーローや怪獣デザインを手掛けた美術家・彫刻家・特撮美術監督の成田亨の仕事を紹介といった「青森の作家たち」も設ける。「青森から連想される固定的なイメージを覆し、ねぶたやリンゴなど既存の観光資源もこれまでの紹介の仕方から逸脱させ、新しい価値を作るきっかけになれば」。

 会場は、愛知県芸術文化センター・アートスペースX(中区栄)、コロンブックス(東区代官町)、ショップ22(東区葵)、ピエニ フオネ覚王山(千種区山門町)、国際デザインセンター クリエイターショップ・ループ(中区栄)、ボタン ギャラリー(港区名港)の6カ所。観覧無料。

 各会場を巡るスタンプラリーも行い、スタンプを集めて応募すると抽選で、名古屋・青森間の航空券と、学芸員による展示解説が付いた青森県美術館の鑑賞券を進呈する。

 展示は19日まで。開催時間や休館日は会場により異なる。

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