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名古屋で映画「ジャンクション29」完成披露上映 ボイメン小林豊さんら舞台あいさつ

109シネマズ名古屋で行われた映画「ジャンクション29」の完成披露プレミア上映会。(左から)水野勝さん、田中俊介さん、小林豊さん、本田剛文さん

109シネマズ名古屋で行われた映画「ジャンクション29」の完成披露プレミア上映会。(左から)水野勝さん、田中俊介さん、小林豊さん、本田剛文さん

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 映画「ジャンクション29」の完成披露プレミア上映会が2月3日、名駅南の映画館「109シネマズ名古屋」(名古屋市中村区平池4)で行われ、出演の「BOYS AND MEN」水野勝さん、田中俊介さん、小林豊さん、本田剛文さんが舞台あいさつで登壇した。

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 同映画はテレビ愛知放送の同名オムニバスドラマの劇場版で、30歳を目前に控えた若者たちが夢や人生にもがく姿を描く青春群像劇。田中さん、水野さん、本田さんはドラマ版と同じく、親のすねをかじりながら自主制作を続けるインディーズ映画監督、結婚をビジネスと割り切る結婚相談所のカリスマ社長、家にこもり自作動画配信をする「バズチューバー」の青年を、それぞれ演じる。小林さんは劇場版で3人のストーリーと交錯する新たなエピソードで、売れない漫画家を演じる。

 上映前に4人が登壇すると満員の会場から大きな拍手が起こる。それぞれが演じた役名と共に自己紹介する中、小林さんが変身ヒーローの活躍する別な映画の話を始めると周りが突っ込みを入れ、笑いと共に明るいムードでトークが始まった。

 それぞれのエピソードについて、「コメディー要素がちりばめられているがコントではない作品で、今までやってきた芝居とは違った挑戦になった。小道具に触るタイミングから首の動きまでこだわる監督の細かな指示を意識しながら、役になったままでいるのが大変で、思い入れのある映画になった」(田中さん)、「お金も地位もある社長だけど実は、という裏側もある役。インタビューの場面など、アドリブを求められたシーンもあった。幼少期の写真は母親に送ってもらった本物なので、そこも注目してほしい」(水野さん)、「くだらないネット動画を配信しながら、青臭い夢にしがみついている青年の役。作品中の面白くないネット動画のシーンはほぼアドリブで、僕の地力の面白さ(笑)。有名なユーチューバーも出演しているので、楽しみに見てほしい」(本田さん)と見どころを話す。3つの話をつなげる新エピソードを演じた小林さんは、「普段の自分と全く違う面を出せたので、楽しんでもらえる作品になったと思う」と笑顔。

 田中さんと小林さんは役と同じ29歳で、水野さんは28歳、本田さんは26歳。年齢について、本田さんは「40歳でひげが似合う人になることが人生の目標の一つ。30歳までに内面のダンディズムを磨き、ハードボイルドな男になりたい」と意気込む。水野さんは「子どもの頃、30代はとても大人だと思っていた。年齢を重ねると、大人にならなければいけないと周りから言われるが、『だから何?』と言えるような大人になっていきたい」と話す。田中さんが「焼き肉でカルビの枚数が食べられなくなった」と明かすと、3人も同意し、弁当の揚げ物の量などで盛り上がった。小林さんが「30歳になる時は皆さんに祝ってほしい」と呼び掛けると、「30代の小林さんはどんなキャラクターでいくべきか」の話し合いが始まり、会場は笑いに包まれた。

 最後に4人は「ようやく皆さんに見ていただけるので、非常にうれしい。感想をSNSに上げて、一緒に盛り上げてほしい」(水野さん)、「何か勇気をもらえるような映画かは分からないが、純粋に笑って楽しめる作品になっている。すてきな映画体験になるように願っている」(田中さん)、「29歳をそれぞれが等身大で演じた作品。ほのぼのとした気持ちで見られると思うので、帰る時に皆さんの心が温かくなっていれば」(小林さん)、「今、見る感覚と、10年後に見る感覚では、その時の自分の置かれている環境によって全く見え方の違う作品だと思う。長く愛される作品になるように、しっかり盛り上げていきたい。末永くよろしくお願いします」(本田さん)と呼び掛ける。

 2月22日から109シネマズ名古屋、センチュリーシネマほかで公開。

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