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名古屋でシェアサイクル事業「カリテコバイク」始まる 名鉄協商が運営

「カリテコバイク」を紹介する名鉄協商の犬飼博久さんと真脇咲さん

「カリテコバイク」を紹介する名鉄協商の犬飼博久さんと真脇咲さん

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 名鉄協商(名古屋市中村区名駅南2)が5月22日、シェアサイクル事業「カリテコバイク」の営業を始めた。

パーキングのデッドスペースを活用したポート

 2009年にカーシェア事業「カリテコ」を始めた同社。「カリテコバイク」では、電動アシスト付きの20インチ自転車を、街なかに設置した専用駐輪場「ポート」で貸し出す。主な利用者像はビジネスマンや観光客で、将来的にはインバウンド需要も見込み、コールセンターは英会話に対応する。近くホームページも英語ページを用意するという。

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 同事業担当者の犬飼博久さんはシェアサイクル事業開始について、「自転車ブームもあり、健康を意識する人も増え、カーシェアやシェアオフィスなど所有せずにシェアすることが増えてきた。シェアサイクルはまだ名古屋に少なく、鉄道のグループ会社として短距離移動者に役立つと考え導入した」と話す。

 主に関東圏で展開している「ドコモ・バイクシェア」の仕組みを活用し、自転車も同じ赤い車体を使う。「東京、横浜などでは既に展開し、東京では7000台が稼働している」と犬飼さん。「名古屋でカリテコバイクに乗っていると、関東圏から来た通行人に『名古屋でも始まったんですね』と声を掛けられたこともある」とも。

 利用にはホームページから会員登録が必要。ポートで選んだ自転車の番号を「マイページ」上で入力すると発行される解錠パスコードを、予約した自転車に取り付けられた入力画面から入力することで自転車を使うことができ、最寄りのポートに返却できる。交通系ICカード等をカギとして登録もできる。支払いはクレジットカードのみ。

 ポートは名古屋駅周辺と栄周辺に合計10カ所設置。台数は15台。現在は、同社が管理するパーキングのデッドスペース、同社やグループ会社所有地の一角をポート設置場所として活用している。今後商業施設やオフィスビルなど人が集まるところに徐々に増設し、1年後に台数100台を目指すという。「自転車で街なかを走り、車や地下鉄移動では気づけない景色やスポット、お店などを発見してほしい。名古屋のにぎわいにつながれば」と犬飼さん。

 利用料金は1回当たり最初の30分=150円、以降30分につき100円追加。最大料金は8時~20時=1,200円、20時~翌8時=500円。24時間利用可。

 自転車は1台ごとにGPS機器を搭載し、位置やバッテリー残量などを一括管理する。バッテリー交換やポートにより残台数が固まらないようにする作業を現状は朝と午後に、担当者が車で回り管理する。乗る際はバッテリー残量を確認できるほか、残量が一定量以下になると自動的にその自転車は使用不能になる。自転車には各種損害保険も付ける。

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