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円頓寺でだるま1000個並ぶアート展 「七千転び八千起き」でコロナに立ち向かう

札幌で開かれた第1弾「Always rising after a fall ~七千転び八千起き~」の様子。写真左はアーティストのけみ芥見さん(画像提供=けみ芥見さん)

札幌で開かれた第1弾「Always rising after a fall ~七千転び八千起き~」の様子。写真左はアーティストのけみ芥見さん(画像提供=けみ芥見さん)

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 「コロナショックに立ち向かう」をメッセージに込めた1000個のだるま作品が並ぶアート展「Always rising after a fall ~七千転び八千起き~」が7月15日~19日、円頓寺にある「エスプラナードギャラリー」(名古屋市西区那古野1)で開催される。

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 主催は岐阜市出身で東京を拠点に活動するアーティストのけみ芥見さん。2012(平成24)年に本格的に芸術活動を始め、パリやニューヨークでも個展を展開する。甲冑(かっちゅう)や面、だるまなど日本のものを使い、そのものの片側半分にカラフルな色彩で柄を描く作品づくりが多いという。

 今回、展示するのはだるまを使った新作。片側がカラフルに描かれた1000個の手のひらサイズのダルマは、一つずつ手描きで作るため同じものは一つも無いという。けみさんは「もともと縁起物で七転び八起きの意味が込められるだるま。何回失敗しても、それに負けずまた勇気を奮い起こすということがコロナ禍の今の時期に欠かせない志しだと思う」と話す。6月下旬に、けみさんが「大好きなところ」という札幌で第1弾を開いた。名古屋の次は今月23日から熊本で開催し、全国ツアーを目指す。

 「大成した人でも転んだことがあるだろうし、人は前を向いて進むことが得意だと思う。異なる1000個のだるまで、誰しもが転ぶことがあるし前に進むことができることを感じ取ってもらえれば。アートの力は時に人を支えることができると信じている。一人でも多くの人に思いを届けられたら」とけみさん。

 離れて見ることを推奨する。「一つずつ近寄って見たくなると思うが、離れて見ると全体の美しさを見ることができパワーも感じると思う」とも。

 開催時間は13時~18時。観覧無料。今月19日まで。

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