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円頓寺に都市型ワイナリー創設 地域活性化へ「名古屋ワイン」の完成目指す

名古屋産のブドウを使った「名古屋ワイン」を醸造するワイナリーを建設

名古屋産のブドウを使った「名古屋ワイン」を醸造するワイナリーを建設

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 名古屋市西区那古野1丁目で、2022年春の開業に向けて都市型ワイナリー(アーバンワイナリー)の建設が進んでいる。

ワイナリーが入るビルの外観

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 地域活性化プロジェクトとしてスタートしたワイナリー建設は、常滑産のワインを使った「常滑ワイン」の醸造をはじめ、飲食・観光農園事業などを展開する「ブルーチップ」「ヴェレソン」(以上、愛知県常滑市)が、円頓寺商店街(西区那古野1)と進める。プロジェクトが始動した当初、ブルーチップ馬場憲之社長はワイナリー創設・運営の経験者の立場から、アドバイザーとして参画していた。しかし新型コロナ禍の影響により、プロジェクト進行を担っていた事業者が離脱することに。「円頓寺商店街の皆さんが大事にしてきたプロジェクトを守りたい」と、馬場社長がプロジェクトを引き継いだ。広報担当の原田克己さんは「円頓寺・四間道エリアは都市部ながら落ち着きがあり、モダンとレトロが融合するまち。都市型ワイナリーを運営するのにも適していると感じる」と話す。

 「名古屋の新たなシンボルとなるようなものを生み出したい」と、開業するワイナリーでは名古屋産のブドウを使った「名古屋ワイン」の醸造を行う計画。法令により「名古屋ワイン」と表示するには、名古屋市内で収穫したブドウを85%以上使用し、名古屋市内で醸造するのが条件となる。プロジェクトではワイナリー建設と並行して、「名古屋ワイン」に使うブドウ栽培の準備も進行。11月に名古屋市内にブドウ農園を構えることも決まった。ワイナリー開業と同タイミングでブドウの苗木の定植がスタートできるよう、畑の整備を進めているという。「名古屋ワイン」の完成は2025年12月を予定している。

 ワイナリーが入るビルの2階にはレストラン「commone(コモン)」を併設。先行して営業を始め、「常滑ワイン」とクラシックフレンチをベースとした料理を提供している。原田さんは「将来的にはメニューに『名古屋ワイン』が加わる。地元で育ったブドウを使って生まれたワインを、醸造した場所で楽しんでもらえれば、より愛着が湧くのでは」と語る。

 12月15日までクラウドファンディングも行っている。「支援者と一緒に『名古屋ワイン』を育てていけたら」(原田さん)。集まった資金はワイナリー運営費、醸造に関する費用などに充てるという。

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