名駅の映画館会員が選ぶ「2007年映画ベストテン」発表

 名駅の映画館「シネマスコーレ」が開催した「2007年映画ベスト10」で、1位を獲得した作品「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」の1シーン

 名駅の映画館「シネマスコーレ」が開催した「2007年映画ベスト10」で、1位を獲得した作品「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」の1シーン

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 名駅の映画館「シネマスコーレ」(名古屋市中村区椿町8、TEL 052-452-6036)は、今年1月に会員向けに実施した「2007年映画ベスト10」の投票結果を発表、日本映画「作品部門」の1位には、現在同映画館で公開中の作品「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」が輝いた。

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 「映画ベスト10」は、同映画館の「スコーレクラブ」会員メンバーを対象に、年1回開催しているもの。今年は、昨年1月1日~12月31日に名古屋で公開された商業映画約600作品を対象に投票を呼びかけ、今年1月1日~20日の投票期間に集まった回答を集計した。全会員数は約400人、投票者の年齢層は30代~50代が中心。

 投票結果は、日本映画と外国映画を作品部門と個人部門でそれぞれ集計。日本映画「作品部門」1位は、「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」が、「個人部門」監督賞は同作を手がけた若松孝二監督が輝いた。外国映画「作品部門」1位には、冷戦時代の東ドイツで生きた男の運命を描いたサスペンス「善き人のためのソナタ」が、「個人部門」監督賞には、同作を手がけたフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督と、「デス・プルーフinグラインドハウス」を手がけたクエンティン・タランティーノ監督が同票を獲得した。

 日本映画部門で圧倒的な票数を集めた作品「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」は、昨年12月の先行上映初日から現在まで連日満席となるほど人気を集めている作品で、同映画館のスタッフは「公開初日から投票までが短期間だったにもかかわらず、『実録・連合赤軍…』が1位に輝いたので、とてもうれしい。若松監督の人気が高いことを再認識した」と話している。

 2位以下の作品では、「それでもボクはやってない」が「作品部門」2位をはじめ、脚本・脚色賞、主演男優賞など多部門で人気を集め、3位「河童のクゥと夏休み」、4位「夕凪の街 桜の国」と続いた。外国映画では、「作品部門」2位の韓国映画「絶対の愛」をはじめ、「パンズ・ラビリンス」、「グッド・シェパード」、「バベル」なども高い票を集めた。また、10位以下では、昨年同映画館で特集上映した前田弘二監督の作品が票を集めた模様で「意外な結果だったが、人気が高かったので今年も前田弘二監督の特集上映を企画したい。来年の結果にも期待している」(同映画館スタッフ)という。

 同映画館では、投票結果を参考に今後人気の高かった作品の再上映や、監督をフィーチャーした企画を検討する予定。現在公開中の「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」は、3月28日までのロングラン上映が決定、2月15日からはクエンティン・タランティーノ監督の「グラインドハウスUSAバージョン」の上映なども予定している。

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