東和不動産（名古屋市中村区名駅4）は12月6日、名駅地区に建設中の超高層ビル「ミッドランドスクエア」（以下MLS）商業棟の出店テナントを発表した。

　「MLS」は、オフィス棟47階と隣接する商業棟6階からなり、敷地面積は11643.15平方メートル。オフィス棟は10月3日、竣工式を迎え入居企業30社のうち現在20社が入居済みで、来年2月末までに全企業が入居予定。商業棟は、来年3月6日のグランドオープンを予定している。

　商業棟は、「格調と賑わいの融合」「ファッション情報の編集と提案」をコンセプトに、「洗練された感性やライフスタイルにこだわりを持つ」20代後半以上の女性を主要ターゲットにした店舗を展開。出店店舗は全59店舗で、出店希望のあった約450店舗のうちから選ばれたという。以下は主な出店テナント。

◯地下1階「食材の香りあふれるフードブティックのフロア」＝10店舗。地下1階は、地下街連絡口6カ所と直結しており、店舗は、1,200種類以上の箸と和雑貨の専門店「箸ギャラリー門」、チョコレート＆カフェ「ピエールマルコリー二」、マーケットストア「ディーン＆デルーカ」など名古屋初出店6店舗と、ローソンがプロデュースするプレミアムコンビ二「ミッドランドステーション バイ　ローソン」、和総菜「いとはん」などを展開するロック・フィールドのデリ＆カフェ「ビー オーガニック　JWS（仮称）」など新業態3店舗ほか。

◯1階「世界から厳選されたラグジュアリーブランドのストリート」＝8店舗。

◯2階「高感性なファッションセレクトのフロア」＝5店舗。

　1階と2階は「ルイ・ヴィトン」を筆頭に、「ロエベ」「ディオール」「ショーメ」「セリーヌ」などLVグループ傘下のブランド5店舗、「カルティエ」「ヴァン・クリーフ＆アーペル」「クロエ」などリシュモングループの3ブランドを含む東海エリア最大規模の旗艦店10店舗が出店予定。「ルイ・ヴィトン」「ディオール」「カルティエ」は1、2階を使用したメゾネット形式の店舗で、通りに面した各店舗外観には大型のファサードを設けるという。ほかに、インポートセレクトショップ「ストラスブルゴ」、イタリアンカフェ「コヴァ」など名古屋初出店の3店舗。

◯3階「上質なライフスタイルを提案するショーケースのフロア」＝15店舗。セレクトショップ「エミスフェール　ディレクスィオン」、メガネの和光が展開するアイウエア店「G・TRANCE」など新業態店2店舗、セレクトショップ「マルティニーク　ルコント」、イタリアのバッグブランド「フェリージ」のセレクト雑貨など名古屋初出店9店舗ほか。また国内最大級となる「ケイト・スペードニューヨーク」の旗艦店も出店予定。

◯4階「スタイリッシュなダイニングステージ」＝13店舗。クリエイト・レストランツが展開する日本初出店の「上海老飯店」をはじめ、「銀座ハゲ天」の新業態「春夏秋冬　銀座ハゲ天（仮称）」や、スペインバル「バル　デ エスパーニャ　ムイ」、イタリア料理「エノテカ ムーロ」など名古屋初出店７店舗ほか。

◯5階、6階「アーバンシネマコンプレックス」。中日本興業（中村区名駅4）と松竹が展開する、シネマコンプレックス「ミッドランドスクエアシネマ」。スクリーン数＝7、総座席数＝1,270席。客席は、全席革張りシートを採用。

　また、オフィス棟の41階と42階には、「天空のプレミアムダイニング」をコンセプトに、日本料理「吉兆」など名古屋初出店4店舗、ナゴヤキャッスルが展開する、水がテーマの新業態ダイニング＆バー「ブルーエッジ」、ひらまつが日本初出店するフランス料理「オーベルジュ・ド・リル」も出店予定。

　商業棟の年間来場客数は約1,600万人、物販、飲食を含めた年間の売り上げは160億円を見込むという。

ミッドランドスクエア総合サイト