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名古屋のノリタケ、創立120年記念で時代に合わせ変化した食器を紹介

ノリタケミュージアムで始まった「にほんの洋食器ものがたり 120年のみちのり」会場の様子

ノリタケミュージアムで始まった「にほんの洋食器ものがたり 120年のみちのり」会場の様子

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 「にほんの洋食器ものがたり 120年のみちのり」が現在、ノリタケの森(名古屋市西区則武新町3)内の「ノリタケミュージアム」で開催されている。

ノリタケのディナー皿「SEDAN」の1枚目の皿

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 1月1日にノリタケカンパニーリミテドが創立120周年を迎えたのを記念して開催されている同展。創業期から現代までを約20年で区切った特集で、約70点を展示する。年代に合わせた出来事のパネルを添える。

 創立した1904(明治37)年~1920(大正9)年の特集では1914(大正3)年に初めて工業製品としての量産化に成功したディナー皿「SEDAN」の製造第1号を展示。創立から同ディナー皿販売までは装飾性の高い飾り皿・つぼなどの陶磁器「ファンシーウエア」を中心に製造していたといい、同社広報課学芸員の中井宏美さんは「当時の米国では欧州で作られた物が高級品とされていた。経済的に中間層の米国人が買いやすい価格で品質も悪くない日本産を輸出していた」と話す。

 1921(大正10)年~1940(昭和15)年の特集では、2010(平成22)年まで製造していたディナー皿のロングセラーや1930年~1940年代のディナーセットの代表的だったスタイルの皿などを展示。アールデコが世界的に流行し、ファンシーウエアのデザインもカラフルなものや幾何学模様などに変化した。中井さんは「1929年に始まった世界恐慌で飾り物を作っている時代ではなくなり、使う食器の製造が主力になっていった」と説明する。

 1941(昭和16)年~1960(昭和35)年の特集では、戦後でものも人手もない中、戦前のように良品を作るのが難しく「ノリタケ」のブランド名を禁止し別ブランドを当てた食器や、洋風化してきた日本の生活に合わせた画柄の洋食器などを展示する。

 最新の2001(平成13)年から現代までの特集では、個性的な物のほか、サスティナブルを意識したもの、食洗機に対応するなど機能面に特化した製品を紹介する。

 中井さんは「ノリタケは日本の洋食器メーカーの先駆けとされ、初めて近代的な機械を入れて洋食器を量産した。さまざまな背景による変化を受け製品も変化してきた。洋食器の製造を120年続けてきたノリタケだからこそ見せられる内容」と話す。

 開催時間は10時~17時。入館料は、大人=500円、高校生以下無料。月曜休館(祝日の場合は翌平日)。12月25日まで。

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