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江戸時代の文献を基に再現した「饗応御膳」 名古屋城本丸御殿で限定販売

「本丸御殿饗応(きょうおう)御膳。これに御飯、おわん、香の物、菓子が付く全8品。

「本丸御殿饗応(きょうおう)御膳。これに御飯、おわん、香の物、菓子が付く全8品。

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 江戸時代の文献を基に名古屋城本丸御殿で提供されていたであろう供応料理を味わう企画「本丸御殿饗応(きょうおう)御膳」が2月8日から、名古屋城(名古屋市中区本丸1)本丸御殿内の「孔雀(くじゃく)之間」で始まる。

「尾張名古屋一の名産品」として知られてきた宮重大根を使うおわん

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 今回で3回目。同企画担当者によると、50代~70代の熟年夫婦、母娘、和装姿の女性グループ、歴史好きな人など参加者はさまざま。名古屋市内を中心に、岐阜、三重、静岡といった中部エリア、東京からの参加者のほか、外国人の姿もあったという。

 料理のレシピは残っていないが、御膳所が名古屋城内の御節供(おせちく)料理の献立を記録した文献「年中御規式(ねんちゅうごきしき)」、尾張家の献上品の仕様を記した文献「礼物軌式(れいぶつきしき)」に出てくる献立や将軍家に献上されていた名産品を基に、享保年間創業の名古屋の老舗仕出し料理店「八百彦本店」が料理調製する。尾張徳川家ゆかりの食文化に触れられるという。

 口取り、おわん、向こう付け、炊き合わせ、焼き物、御飯、香の物、菓子の8品。「どれも上品で、現代の人の好みを踏まえた味付けになっている」と担当者。向こう付けの「すずき小がらみ」は昆布締めにした白身魚で、「プリプリとした食感。今ではポピュラーな調味料のしょうゆは昔はなかったため、梅などを使って調味料を作っていたそう。その再現もされている」。おわんの「三州仕立ての大根」は、江戸時代から「尾張名古屋一の名産品」として知られてきた宮重大根を使っている。「現在なかなか食せる機会はあまりない」という。使う器はこの料理のために用意したもの。会場の「孔雀之間」は畳敷きの部屋。「日本文化を体験するのにとてもふさわしい、外国の方にも喜ばれるメニューと思う」。

 「時を超えて、歴史が紡いできた思いを料理に込めて現代の皆さまにご提供する。ぜひ尾張徳川家のおもてなしを五感で感じてほしい」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は第1部=11時~12時15分、第2部=13時~14時15分。集合時間は開始時間の10分前。定員は各40人。価格は5,500円で、名古屋城観覧料(500円、中学生以下無料)が別途必要。今月12日まで。

 申し込みは同企画を運営するJTBのホームページで受け付ける。締め切りは参加日3日前の15時まで。 

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