芸能プロが自主制作するネット配信映画、第2弾決定

12月1日、2日に行われたネット配信映画「おとうちゃん、さいなら」オーディションの様子。約150人の出演希望者が訪れた

12月1日、2日に行われたネット配信映画「おとうちゃん、さいなら」オーディションの様子。約150人の出演希望者が訪れた

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 芸能プロダクション「スタンドアップ」(名古屋支社=名古屋市中村区太閤4)は、同社が自主企画・制作するインターネット配信映画第2弾となる「おとうちゃん、さいなら」の制作を決定し、現在出演者オーディションを行っている。

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 同企画は、東海地区の芸能活性化を目的に、地元で活躍するタレントやミュージシャン、作家を起用した自主企画の映画を制作し、インターネットで配信するもの。第1弾として配信された映画「サクラ咲く季節に」は、全てオーディションで選ばれた役者や一般参加者らが出演し、今年9月より同社のホームページなどから配信されている。いじめやニート、登校拒否など現代の子どもたちが抱える問題を描いた実話を元にした同作は、学校関係者からも大きな反響を呼び、現在アクセス数は3万件を超えているという。

 第2弾となる映画「おとうちゃん、さいなら」は、不仲だった父が癌のため余命3カ月だと知った娘が、闘病生活を通して親子の絆を再確認していく実話を元に描かれた物語。同作は、2005年に「日本作家クラブ賞」を受賞した、三重県出身の大桑里美さんによる小説を映画化するもので、全国から200作品以上の応募作の中から選ばれた。12月1日と2日に行われた同作の出演者オーディションには、10代~60代まで幅広い年代のタレントや一般参加者約150人が訪れた。来年からは、名古屋市内や東海地区を中心にロケハンを開始し、撮影開始は来年4月~5月、完成・配信開始は来年6月の予定。出演者のオーディションは、撮影開始まで継続して行われ、映画に使用する音楽なども同時に募集している。

 同社の中尾さんは「名古屋発信のネット映画制作をきっかけに、役者たちの意識も変わったし、学校関係者や映像関係者とのつながりも広がった。今後も1年に2回程度定期的にネット配信映画を制作し、役者やミュージシャンたちが活躍する場を提供して東海地区の芸能活性化と新たな才能を発掘していきたい」と話している。来年の冬からは中尾さんオリジナルのストーリーで展開する「詐欺撲滅」をテーマとした第3弾映画「正義の道」の制作を開始、出演者などは随時募集していくという。

スタンドアップ

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