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名駅近くのカフェで「まいまい狂言会」とのコラボ企画-狂言絵本の読み聞かせも

原田さん(中央)と今井さん(左)、参加者

原田さん(中央)と今井さん(左)、参加者

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 JICA中部なごや地球ひろば1階のカフェ・クロスロード(名古屋市中村区平池町4、TEL 052-533-0220)で6月28日、「世界と出会う絵本ひろば・Looppe(ルププ)」が行われ、狂言絵本の読み聞かせと「狂言モビール」を作るワークショップが開催された。

読み聞かせの様子

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 毎月第4土曜日に行われる「ルププ」は今年で6年目。絵本を通して、食べ物やあいさつなど、異なる国の文化や伝統、習慣の違いを感じ、より理解を深め尊敬し合う機会を提供する。英語やフランス語の絵本や紙芝居など、年齢や言語、職業もさまざまな読み手と聞き手が集まる。

 JICA中部なごや地球ひろばオフィシャル・サポーターで同会主宰者の原田さとみさんは「世界のことがらを絵本からのぞきましょう。世界に目を向け、世界と出会う場所になれば」と。

 今回は名古屋能楽堂で7月19日に開かれる「第7回 まいまい狂言会」とのコラボ企画として、狂言絵本の読み聞かせを行った。参加者のリサちゃんが「蝸牛(かぎゅう)」を、あいち戦国姫隊の「市(いち)」さまと「まつ」さまが「しどうほうがく」を披露した。

 公演演目の狂言「柿山伏(かきやまぶし)」になぞらえたワークショップでは、「ステップ1」で作ったパーツを組み合わせ、「ステップ2」で「柿山伏」のモビールを完成させた。モビールのデザインを行った「Manu Mobiles(マニュモビールズ)」の今井さんは「参加者には、パーツの色を選んでデザインする面白みを楽しんでいただけた。子どもたちは、大人では考えられないような突拍子もない発想や新しいやり方を開発するので面白い」と目を細めていた。

 19日の狂言会では原田さんと狂言師・野村又三郎さん、長男の信朗くん、妹のさよちゃんによるワークショップも行う。演目に登場するサルやトビ、イヌなどの動物の鳴きまねを参加者とやり取りする。「最後は恒例の『笑留(わらいどめ)』を参加者全員で行い、『わーはっはっはっ』と大きな声で狂言的な笑いをすると会場が盛り上がる」と原田さん。「夏休みがスタートして、1つ目のスケジュール。いい夏休みを過ごしてほしい気持ちと夏休み初日のうきうき・わくわくした気持ちが感じられる」とも。

 同日、狂言「口真似(くちまね)」で出演するさよちゃんは「セリフがなかなか覚えられなくて大変。リハーサルでも緊張するけど、セリフの声が大きいところを見てほしい」と意気込み、来場を呼び掛ける。

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