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名駅の東急ハンズが大規模リニューアル オリジナルコーナー6カ所新設

新設した「時トクラス」に並ぶ、郷土玩具「近江だるま」。同店限定のカラー(群青、山吹)も用意。

新設した「時トクラス」に並ぶ、郷土玩具「近江だるま」。同店限定のカラー(群青、山吹)も用意。

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 東急ハンズ名古屋店(名古屋市中村区名駅1)は11月3日、10年ぶりに大規模なリニューアルを行った。

「日本の手仕事」が光る品々が集まる「時トクラス」を新設

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 2017年4月に開業を控える新ビル「JRゲートタワー」(名駅1)内にオープンする「タカシマヤ ゲートタワーモール」の出店など、ジェイアール名古屋タカシマヤのグランドオープンを前に、東急ハンズ名古屋店は従来の4~10階から5~11階へ移転した。

 全国の東急ハンズの中でも、同店だけて展開するオリジナルコーナーを10月14日に2カ所、11月3日に4カ所新設した。9階にオープンしたセレクトコーナー「時(とき)トクラス」は、器、ガラス製品、民芸品、郷土玩具、食品など、日本のメーカー、職人が作る、「日本の手仕事」が光るラインアップ。企画にあたり作り手を訪ね回ったという同コーナー担当の垣本直子さんは「作り手や継承者が減っているのが実情で、途絶えかけているものも多い」とし、「『絶やしてはいけない』と思った」ときっかけを振り返る。「このコーナーで新しい世代に発信し、実際に手に取ってもらいその良さを実感してもらうことで、作り手の応援になれば」と期待する。

 「小鹿田焼(おんたやき)」(大分県)は大分県日田市の山間で一子相伝で受け継がれる陶器。「飛び鉋(かんな)」という技法が一つの特徴で、昨今人気が高い。菓子、飲料、加工食品、調味料などは、いろいろな地域に行く機会の多い同店の社員が見つけた品々。「知っている、おいしいものを隠さず教えるように言われて…(笑)」と垣本さん。廃絶を乗り越え復興したという郷土玩具「近江だるま」は「手作業なので一つずつ表情が違う。担い手たちが口伝えによる作り方を紐解きながら復活させた」という。同店限定のカラー(群青、山吹)も用意。

 10階のバッグ売り場は、女性をターゲットにしたコーナー「バッグツリー」を新設。ブランドに関係なく「シンプルな生活スタイルを好む人」に向けた、「ナチュラルなデザイン」の商品を集めた。併設してほかのバッグもそろえる。

 オーガニックにこだわったスキンケア商品、コスメ、食品などをそろえる「ナチュレ ファヴォリ」(5階)は、国内外の商品を扱う。約30種類の世界各国の自然素材のせっけんが集まる「ワールドソープパレット」では、香り、使い心地を試すことができる。

 原石、化石、理科の実験で使うようなグッズなどを扱うサイエンス用品コーナー「地球研究室」は10階へ移転。11階へ移転した文具フロアは東海地区最大級の広さを誇り、筆記具への名入れ、名刺、印章などのスピード製作加工も利用できる。

 営業時間は10時~20時。

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