名駅の老舗コーヒー店「KAKO」が柳橋に新店-席数多く開放的な雰囲気に

「珈琲店 かこ 柳橋店」店内の様子

「珈琲店 かこ 柳橋店」店内の様子

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 名駅の東・柳橋交差点近くに8月24日、「珈琲店 かこ 柳橋店」(名古屋市中村区名駅5、TEL 052-583-8839)がオープンした。

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 同店を経営するKAKOは1972(昭和47)年に創業、名古屋で初めて自家焙煎(ばいせん)コーヒーを始めたという老舗コーヒー店。昨年まで納屋橋近くにも店舗を構えていたがビルの取り壊しのため閉店、現在は柳橋店、花車本店(名駅5)、三蔵店(名駅南1)の3店舗を運営する。

 創業以来、一貫して「新鮮さ」と「生豆」にこだわってきた同店。焙煎の前後に2回、コーヒーの味を損なう悪い欠点豆を手で取り除く「ハンドピック」を施すなど、「おいしい一杯」のために手間暇を惜しまない。「コーヒーは生鮮物なので、自分たちの手で管理し一番状態の良いものを提供したい」と中林店長。

 KAKOのコーヒーは、フレンチロースト(深入り)による「深い香りとコク、キレのよい苦み」が特徴。まろやかさを出すため、ネルの布フィルターを用い7、8杯をまとめて抽出し、少し置いてから使用する。「初めての人は苦手な人がいるかもしれないが、これにハマるとクセになって他のコーヒーが飲めなくなる人も」(中林店長)。

 3店舗の中で最も広い柳橋店の店舗面積は約30坪。50席(カウンター席=4席、テーブル席=46席)を設けた店内は開放的に仕上げた。店内では30年動き続けている大きなアンティーク時計が時を刻み、白い壁と濃いめの木目が落ち着いた雰囲気を醸しだす。

 コーヒーは、30年間配合を変えず味を守り続けているブレンドコーヒー(400円)、アメリカンコーヒー(450円)、アイスコーヒー(430円)のほか、ブルーマウンテン(900円)、コロンビア(600円)などのストレートコーヒーやカフェオーレ(450円)、ウインナコーヒー(600円)など10種類以上のメニューを取りそろえる。そのほか紅茶、ジュースなどのドリンク類やサンドイッチ、トーストなどのパン類、パスタ、デザートも用意。

 オープン後、オフィス街、住宅地、市場が近いことから平日・週末を問わず、さまざまな客層が利用する。中林店長は「他店はカウンターを中心とした店だが、ここは席数も多く入りやすいと思うので、いろいろな人に来てもらってコーヒーのおいしさを知ってもらえたら」とほほ笑む。「今後は、自家製のスコーンや季節物のケーキなどスイーツなどを増やしていきたい」とも。

 営業時間は7時~19時。モーニング=7時~11時、ランチ=11時~15時。ブレンドコーヒーのおかわり自由。店内ではコーヒー豆の販売も行う。

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