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名古屋駅西にセレクトブックショップ「モテキスタイル」-洋書・古書4千点扱う

世界的作家やデザイナーが花開いた1920年代が最も好きだというオーナーの茂木さん

世界的作家やデザイナーが花開いた1920年代が最も好きだというオーナーの茂木さん

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 洋書・古書を扱うセレクトブックショップ「ART & BOOKS MOTExTILE(モテキスタイル)」(名古屋市中村区椿町、TEL 052-462-8001=電話は9月6日から)が8月28日、名古屋駅西側の名古屋国鉄会館1階にオープンした。

店内には約4000点もの洋書、古書、写真集、画集が並ぶ

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 店舗面積は6坪。今年の2月まで7年弱、栄で「ワンオンワン・ブックス」を展開していたオーナーの茂木(もぎ)さんが開いた。クローズしてからは、しばらくサラリーマンをしていたという。「サラリーマンとして毎日忙しく働く中でも、『やっぱり、本やアートに携わる人、好きな人に会える空気にいたい』とあらためて思った」といい、今回のオープンを決めた。

 「もともとカルチャーの土壌だった栄が今は元気がない。今、人・ものが集まってきているのは名駅だと思い、新店の場所を選んだ。名駅のこれからのカルチャーに懸けた」と茂木さん。「今の店は、はっきり言ってロケーションは悪い。回りにおしゃれな店が立ち並んでいるわけもなく、オフィスやビジネスホテルなどが多いビジネス街。でも、そうしたこのエリアに、かつて自分が暮らしていた東京のちょっとした街の側面を思い出し、懐かしさと面白さを感じた。毎日数万人が乗降するターミナルから2~3分という距離も魅力的」

 店名の「モテキスタイル」は、「茂木(もぎ)」という名前の本来読み方「もてき」と、家業がアパレル関係だったことから、モテキとテキスタイルを組み合わせた造語。本来の呼び名を使うことで、「自分の根っこにあるスタイル」という意味を込めた。

 取扱商品は、趣味で集めたこつこつと集めた洋書、古書、写真集、画集、ユーズドの外国映画ポスターなど約4000点。「以前より店舗は小さくなったが専門性がより強くなった。目的以外のものを見つける人も多い。出合いを探しに来てほしい。敷居は低いが奥は深いですよ」と笑顔を見せる。

 「情報のデータ化が進んで本や写真集など紙はアナログになっていくだろう。いつ見てもきれいなデータとは違い、紙はいずれ朽ち果てていくが、アンティークのように、ものに対するなじみや愛着を感じてほしい」とも。

 営業時間は、平日=13時~20時、土曜・日曜・祝日=12時~19時。

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