ホームレス支援の雑誌「ビッグイシュー」、名古屋で販売開始

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ビッグイシュー日本(大阪府)は4月15日、JR名古屋駅前でホームレスが販売する雑誌「ビッグイシュー日本版」の発売を開始する。「ビッグイシュー」は、1991年にイギリスで創刊したホームレスの人たちのみが販売権を持つ雑誌で、支援団体がホームレスの人に雑誌を販売する仕事を提供し、その収入で自立を呼びかける目的で始まった。日本版の創刊は2003年で、大阪、東京をはじめ9県で販売しており、名古屋地区では初となる。4月15日発売の「48号」の内容は、表紙がハリウッド女優のユマ・サーマンさんで、出演映画「プロデューサーズ」のインタビュー記事や、若者の仕事に対する意識の特集「世界のヤングライフクライシス」をはじめ、全国の販売員が登場する連載「from the street 今月の人」などで構成されている。記事は、海外版の翻訳記事が約2割、国内で編集した記事が約8割だという。ビッグイシュー日本代表の佐野さんは、「日本版創刊当初から、名古屋での販売は視野に入れていたが、名古屋で支援団体(ビッグイシュー名古屋ネット)と販売員が見つかったので、今回の販売が実現した。販売場所は、通勤、買い物、観光など全てにおいて名古屋地区の中心である名古屋駅と、名古屋一の繁華街である栄地区に決定したが、販売員が見つかり次第、金山地区などにも販売エリアを拡大していきたい」と話している。雑誌販売経験を経て、全国で約20人のホームレスが社会復帰しており、名古屋の販売員阪口さんは、「雑誌を売った収入で、早く部屋を借りたい。アルミ缶回収作業で無理をして体調を崩していたので、福祉の援助を受けながら、一日でも早く社会復帰できるようになりたい」と話している。販売員は3人で、JR名古屋駅前と松坂屋本店(栄3)前で販売を予定。毎月1日と15日発売、価格は1冊200円で、そのうち110円が販売員の収入となる仕組み。当日の販売部数は2地区で合計100部を予定している。販売時間は、8時~18時頃(日が暮れ次第終了)。日曜定休。

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ビッグイシュー日本版

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